自転車日誌
栃木にて新蕎麦を食すの巻
'13.11.24
SLTM(埼玉ランチタイムミーチング)
輪行と新蕎麦を楽しむの巻
いつもは大宮周辺でポタリング+自転車談義のSLTMですが、今回は栃木まで遠征しまして、「輪行と新蕎麦を食す」ということになりました。事故以来、初の輪行で小生も出撃であります!
↑東武特急スペーシアで「新鹿沼」まで
事故以来初ゆっくりとならば自転車に乗ることは出来るようになりましたが、まだ歩行には不安と不便が残ります。とは言え、今回のメンバーのお顔ぶれを拝見すれば、いざと言うときには「助けてもらえそうだ♪」と言う甘え心半分で参加させてもらうことに致しました。と言っても、特別の装備をするわけでもなく、いつものIRIBE号でいつもの輪行方法での出撃であります。やっぱり栃木の新蕎麦は美味そうですからね♪
サイクリングと輪行の大ベテラン
の皆様が10人も揃いました。我々がする輪行は昨今の「自転車丸ごとカバーを掛けてハイ終了」ではなく、「なるべく小さく、なるべく運びやすく、そして他の迷惑を掛けない」を身上と致します。
基本は「前フォーク抜き」ですが、分解のし易さからいうとデモンタに軍配が上がりますね。そして、最近の流行は「キャスター」であります。
年々衰える体力を補うべく色々とアイデアが出ていますが、その中でも「キャスター」は非常に大きな研究課題ですね。(もっともキャスターも過大解釈しすぎるとJRのお怒りをかっていますが・・・)
また本日は、めちゃくちゃダンディな3人のベテランサイクリストの方々も参加されました。まさしく「F.パターソン」の世界ですね。素晴らしい!小生には歳をとっても、とても真似の出来ないスタイルであります! (・∀・)イイネ!!
↑英国風自転車紳士諸氏
物欲日誌
新車購入だぜい!
'13.10.31
MIYATA Elevation Extreme Campagnolo EPS Ver.
待つこと7ヶ月、やっとこさ納車されました。Made in Japanの誇り高きオーラ。Miyataの精神、鉄の意志がおりなす世界最軽量スチールバイクElevation Extremeであります。
↑kimkaz新主力戦闘機。この状態で7.5kg。
フレームはMIYATA独自のSSTB(Spiral Spline Triple Butted)NIOBIUMチューブであります。軽量化に加え、強度が向上し、その強度を失わずに靭性(ばね感)を保つそうです。簡単に言うと「カーボン並みの軽さと強度があって、とても楽チンに乗れる鉄フレーム」だそうであります!
鉄好きの我輩にとっては、絶対に乗ってみたいフレームでした。 (・∀・)イイネ!!
Campagnolo Record EPS
を装着しました。アナログな我輩は「人力が本分である自転車において電動メカはいかがなものか?」と思っていたのです。しかし、根が新し物好きで、昨年の事故で左手母指に機能障害が残り上手く曲がらない事を大義名分として、電動メカいっちゃいましたw。
使ってみたら、とっても便利です。力いらないし、早いし確実だしと良いとこずくめな感じです。ただ初期調整が難しくて慣れるのには随分時間がかかりそうであります。 ┐(´д`)┌ヤレヤレ
メインコンポはCampa Record EPS. ホイールはCampa.Shamall. タイヤはHutchison Atom Tubless 23C. ハンドル・ステム・シートピラーはDeda. サドルはSelleItalia SLR.
軽く乗った感想は「なんじゃー、クロモリバイクのくせにめちゃ軽いやないか!加速が良いやないか!」って言うのが第一印象です。3000kmぐらい乗ったらインプレしますね。
ついでに自動車も
買い換えてしまいました。今のランクル・シグナスには9年乗りました。ランクル100から乗り継いでトヨタには都合16年お世話になって、なんの不満も無かったのですが、来年度から消費税が上がりエコカー減税が無くなる(かも)と聞いて乗り換え決断しました。
応援日誌
さいたまクリテリウム
'13.10.26
SAITAMA Criterium by Le Tour de France
の観戦に行ってきました。あのツール・ド・フランスを運営するA.S.O.(Amaury Sport Organisation)が初の試みとして"Le Tour de France"の銘を冠して行う大興行クリテリウムであります。そこにはツール総合優勝のフルームをはじめ、スプリント賞のサガンや世界選手権チャンピオンのコスタなど豪華絢爛メンバー出場であります!
↑コスタ、サガン、後ろにフルーム
前日まで関東地方は巨大台風のため豪雨に。当日も開催が危ぶまれたのですが、本番が始まるころには晴れ間も見えてきました。
↑フルーム。後方に愛三の中嶋選手も
会場は「さいたま新都心」駅周辺の一周3kmのコース。メインのクリテリウムレースは、そこを20周回して行われます。
豪華絢爛大興行クリテ
であります。大相撲の地方巡業みたいな感じですかね。シーズンも終わり、決してガチンコ勝負ではないのですが、世界チャンピオン・ツールチャンピオン・ツールスプリント王のジャージが一緒に走る光景は豪華絢爛そのものであります。また彼らの偉大なる実力の片鱗をしっかりと見せてもらいました。
↑コスタもでかい!後ろには清水・西園
そんな中で日本人選手たちも何とか見せ場を作ろうとするのですが全く相手にされませんでした。先頭集団に入ることも出来ないし、この大興行クリテのシナリオの中に彼らの名前は全く組み込まれていなかったようです。
↑FDJのジェニエが引く。後ろはオリカ・グリーンエッジ達。
私が陣取った場所は道路の幅が狭く、選手たちが目の前を高速で走るため、なかなかカメラの焦点が合いません(涙)。高速撮影って難しいよ、まいりました。シャッタースピードと露出の関係が最後まで上手く理解できませんでした。勉強します・・・
日本人選手
海外で活躍中の新城・別府選手をはじめ、これで引退する福島晋一選手など日本の一流どころはほぼ全員出場していました。しかし前座で行われたポイントレールでは勝たしてもらえたのですが本番のクリテリウムレースでは良いとこなしでした。ポイント賞こそ別府選手がとりましたが、あとは先頭グループに入れた選手は居ませんでした。新城選手にいたっては、始終最後尾にいて力尽きた競輪選手とずっと会話状態。調子悪かったのでしょうかね?
↑全日本チャンピオンジャージ着用の新城選手
それに比べ、別府選手は見せ場を作ってくれました。また福島選手も先頭集団においつこうと熱い場面を見せてくれましたね。
なにはともあれ、これだけの有名どころを日本にいながら一気に見れるなんて素晴らしいことだと思います。ぜひとも続いて欲しいものであります!
ちなみに、公称ではこのイベントで25万人もの観客を集めたそうです。ところが当初予算3億円で組んだのですが、なんと2億円以上予算オーバーしてしまったそうな。また今回大会本部になった場所には病院が立つ予定ですので次回はその周りを交通封鎖できないでしょうし、ちょっと来年が心配ですね。
応援日誌
がんばれOrangeBeams!
'13.10.20
成城大学アメリカンフットボール部
の応援に行ってきました。大学生の部活に親が出て行くのも如何なものかと思い、過去三年間はほったらかし状態だったのですが、今年愚息が主将を勤めさせていただく事になり、ほとんどの試合を応援に行っております。
それがなかなか面白い!こんな事なら(自転車遊びばっかりしてないで)もっと早くから応援に行けばよかったと後悔しております。
成城大は関東学生アメリカンフットボール連盟の第3部にあり、現在は秋季リーグの真っ最中であります。今年はなんとしても2部への再昇格を目指し頑張っています!現在二戦二勝の成績で今日は第3戦目であります。
vs.立正大学Bulldogs
が本日の対戦相手。場所は首都大学八王子グラウンドです。ここはまだ土のグラウンドで、しかも本日の天候は大雨という素敵なコンディションであります。とは言え、選手たちのモチベーションは高く、もう始まる前から相手を圧倒しています。愚息は#9のDL、体の大きさに物を言わせておりますな。
成城大は第一Qからランプレーで着々とゲインを進め、開始早々にタッチダウン。こんなコンディションのときは先制点をとって士気を揚げて行くのが一番でありますな!いいぞ!
その後も得点を重ねて行きますが、雨でボールが滑ってパスプレーはなかなか決まりません。ほとんどがランプレーですが攻守ともに相手を圧倒してくれています。
はじめはアメフトのルールが良く解らなかったのですが、少しずつ回を重ねるたびに理解できるようになりました。これは奥が深いわ。アメリカの国技となる理由がわかります。まさに戦争というか、社会の組織の縮図みたいです。
映画「七人の侍」
黒澤明氏の往年の名作です。あの映画の雨中の合戦シーンを思い出してしまいました。(もっとも後でその事を愚息に言ったのですが、若い人には良く解らなかったみたいですw)。迫力ありましたね~。プレーしている本人たちは大変だったでしょうが見ているほう、カメラを向けているほうにとってはなかなか面白かったでありますよ。迫力満点でした!
試合は結局43-0のスコアで成城大が勝利することができました。しかも、こんき初めての完封勝利で3連勝であります。リーグ優勝まであと2勝、がんばれオレンジビームス!!頑張れ倅たち!
泥まみれのこの試合、フラッシュサイトにしてみました。ちょっと長いのですが宜しければご覧になって下さい。
闘傷日誌
リハビリ・ライドで工場見学
'13.07.13
ブリヂストンサイクル工場見学ライド
に参加いたしました。自転車仲間のつぶやきで、工場見学イベントがあると知り、大急ぎでエントリー。元々はBSサイクル青山ショップの企画であるライドイベントでありますが、今回は特別に上尾工場見学+ライドという事のようです。元オリンピック選手である藤田さんや田代さんにエスコートして頂けると言う大変贅沢な企画であります。
↑BS上尾工場正門
とは言え、小生はライドの方にはあまり興味が無く、目的は工場見学であります!ここは販売店さん向けには度々見学会を催しているのですが、一般個人向けにはほとんど開放していない秘密の場所でありますよw。
現在、BS社が日本で一貫製造組み立てしているのはネオコットシリーズと競輪用NJS仕様車と、高級一般車(電動自転車)だけです。
もちろん写真撮影は禁止です。(この工場関係の画像は後でBSの方に頂いたものです。)
Anchor NEO-COT Frame
とにかく見たかったのがネオコットフレームの製造過程です。動画で見ていたものの良く理解できませんでした。そいつがとても良く解りました!クロモリのパイプってしごいて薄くすると硬くなるんですね。で、厚みがあって、それほど硬くない部分を金型の中で油圧によって膨張させ、それを手作業で削り取ってラグ形状にするわけですな。
↑ネオコット・パイプ。解説者は田代さん。
今年でネオコット誕生から20年。金型もずっと使い続けているそうです。これは手間がかかってます。軽くて強いクロモリフレームと言う事で開発が進められたのですが、カーボン全盛の今、これは貴重な存在です。この金型が駄目になったらもう作ってくれないかも知れませんね。
↑ラグパイプ一体構造。
一般自転車の組立工程
も、しっかりと見学させていただきました。一般自転車と言っても、ここで作っているのは高級電動自転車であります。車体の組み立てラインやホイールの組み上げラインでは想像以上に人手が掛かっているのに驚きました。自転車は細かい部品が多いので仕方ないのでしょうね。これって、高級車でも廉価な一般車でも同じことですので、自転車産業に占める人件費って大きいなぁと、改めて思いました。人件費の安い国と対抗するのは大変です。
↑本社前で記念撮影
他にも、競輪用自転車製造部もあるのですが、そこでは溶接から塗装まで、昔ながらの職人さんの世界です。前フォークの曲げについてのお話なんぞは、とても面白かったですね。仕上げは(特別に)禁断のアンカーラボまで見学させていただきました。解説は藤田さんです。びっくりしましたね。こんなすごい設備を独自で開発していたなんて。あらためてブリヂストンサイクルの素晴らしさを感じました。(これだけ丁寧な設計製造してるなんて、安いですよBSの自転車!
今回は自転車仲間の大先輩のおかげで特別見学をさせて頂きました。感謝感謝大感謝であります。ありがとうございました!
闘傷日誌
いよいよ下ハンが!
'13.06.17
握れるようになりました♪
事故から9ヶ月、やっと前傾姿勢を取れるようになりました。やっぱり自転車のハンドルは色んなところを持てるドロップバーが楽ですね。手も腰も喜びます。と言うわけでロードに乗れるようになったのですが、まだまだ脚は回せないし、左手親指は上手く使えないのでWレバー車が最適解です。
↑'85 IRIBE Road Racer w/Campy.
若かりし日の勝負バイクでありますが、ローギアが42×21は今となっては、きつすぎますね(涙)。しかし、平地のリハビリ走にはちょうど良いです。とても気持ちよく川沿いの道を走っております♪
もう少し、身体が良くなったら
まずは長い距離を走りたいですね。トラックで大きな負荷を掛けるようになれるには、まだまだ先のようですので、とりあえずはLSDですかね。ゆっくりで良いので、一日かけて150~200kmを走れるようになりたいです。
↑自転車組み立て中
事故でMASIがぽしゃってしまった事ですし、天気が良くてもまだそんなに乗れないし、時間はあるし、と言うわけで、Over55用の優しい自転車を組み立てることにしました♪
Cinelli Super Corsa Moderna
であります!ずいぶん前に買って、押入れにしまっておいた、'84年製CInelli Super Corsa のフレームをベースに新旧のイタリアパーツを取り混ぜてくみ上げることにしました。
当時('80年代)のパーツで組む事も考えたのですが、リアエンドは130㎜あるし、やっぱりこの身体で楽チンに乗るには現行パーツかなっと思い、Campa.Athenaをメインにして、80年代のパーツも使いつつ、シルバーアルマイトカラーで仕上げてみました。
↑Cinelli Super Corsa Moderna
なかなか上手く纏まったと思うのですが、いかがでしょう?あと手組みのチューブラーホイールも現在組み立て中であります。
自転車の組み立ては面白いですね♪ 今回初めて自分でCampa.11'sのチェーンを繋ぎました。これから何回使うか分らないのですが約二万円也の専用工具を購入し、やってみました。いや、この工具、たいしたもんです。さすがCampa.の工具って感じです!(でも、元は取れませんなw)。
闘傷日誌
日々是匍匐前進であります。
'13.05.03
とうとうGOGO! 55!
うはは、小生今年も無事誕生日を迎えることができました。なんと55歳でございますよ。嬉し恥ずかし四捨五入すれば還暦でありますなw。
と言うわけで本日は贅沢ワインを空けました。ポムロルはヴィュ・シャトー・セルタンであります。
↑'82 Vieux Chateau Certan
ポムロルといえばペトリウスとかル・パンが有名ですが、こいつもかなりいけてます。厚みのある味わいと何時までも残る余韻。そしてポムロル特有なミルキーな舌触りです。いや~大変おいしく頂きました♪
闘傷日誌
ゆるりと回復前進であります。
'13.4.10
薄紙を一枚一枚
はがすようにとは、よく言ったものであります。と言うわけで小生も少しずつ回復前進です。
2月5日、お医者様からお許しが出たので固定ローラー台に乗りました。踏み台を使ってよじ登ったのですが久しぶりに跨るピストはすこぶる気持ち良し!
軽いギヤでもケイデンスは60にもあがりません。10分も乗れば患部が痛くなって終了ですが、楽しいものであります。
↑街道練習用ピスタロード
ピストじゃなくて普通のロードバイクにすればよいのにと言われるのですが、好きなものは仕方がありませんw。ギアは46×16であります。
まだまだ脚を大きく上げれません。
3月11日、自転車乗車許可をいただきました。もちろんお医者様は「ドロップハンドル・スポーツ車」なんぞは想定外です。自転車とは、いわゆる「お買い物自転車」のことですね。
「男跨ぎ」をするには、脚を大きく上げれないのでミニサイクルの登場であります。
「ワンタッチピクニカ」BSが誇る名車でありますよ。
↑BSワンタッチ・ピクニカ
たぶん最後期のピクニカだと思います。この車チェーンピッチもオリジナル規格なんですよね。鍍金もしっかりしているし、細部まで手を抜かないBS魂が感じられます。Made in Japanの底力でしょうか。
ちなみにこれもシングルギアでありますw。
ようやく、脚を大きく上げれる
ようになりました。4月4日、脚部についてはすべての動作制限が解除されました。「痛くなければ何をしても良ス。」と言う事です。出来るものなら開脚でもランニングでもしてみろ!っと。
しかしながら、やっぱりランニングとか縄跳びはだめですな。患部が間接なだけに痛みます。振動がひどく痛みます。やっぱりゆっくり自転車ですね♪
まっこと、自転車はリハビリにも最適であります。というわけで、脚が上げれるようになった小生は700cアップハンドルのLegnano散歩車でリハビリ散歩であります。
1980年頃のモデルでカンパ・バレンチノ搭載、5×2=10段変速の当時としては高級プロムナード車ですね。
↑LEGNANO made in Italy
やっぱり気持ちが良いです!天気の良い日は、この自転車に乗って毎日リハビリ散歩であります。まだ坂道はつらいので、夕方になると駅前の屋台まで出かけていって焼き鳥を買って来てはビールを飲んでいる日々であります。
何とかして、5月にはロードに乗れるようになりたいです。しかし、残念なことに左手親指が動きません。当分はWレバー変速一択ですね。
闘傷日誌
「固定解除の日」の思い出。
'13.1.7
新年明けました
と言う事で、おめでとうございます。
昨年、大災難に遭遇してしまった小生といたしましては、2013年はなんとかよい年であって欲しい、と切に願うしだいであります。
新年早々ではありますが、昨年のちよっとつらい出来事の一部を思い出話として書かせて頂きます。
2012年9月8日に自動車に跳ね飛ばされ九死に一生を得た小生ですが、手術後50日を経過した10月27日に骨折した左手の固定解除となりました。
↑左手第一指骨折部位ギプス装着固定の画
ギプスの下は、折れた骨をつなげるために、皮膚の上から骨にスポークを串刺しにして固定です。
ガクガク(((n;‘Д‘))ηナンダカコワイワァ
固定部位解除の日
左手第一指(親指)の根元が骨折しているので、そこに10cm長のスポーク状のピンを二本串刺しにして骨がくっつくまで固定していました。ちょっとグロい画像で恐縮ですが、記念に(?)に一枚撮らせてもらいましたw。皮膚の上から手首辺りまで貫通しています。ピンを触ると、もちろん激痛いです!!
↑骨折部位固定用10cmスポーク突き刺さりの画
で、ぼちぼち骨がくっついてきたようなので固定ピンを抜くことになりました。
先生「じゃ、ぼちぼちピンを抜きますかね。」
kimkaz「先生、私怖がりで超痛がりなんですが、局部麻酔より全身麻酔にしていただけますか。」
先生「いや、施術はすぐに終わるので麻酔無しで行きます。我慢してください」
kimkaz「へっ・・・・・・」
先生「すぐですよすぐ。痛いのはちょっと我慢してください。」
kimkaz「すぐって、2秒ぐらいですか?」
先生「いや、30秒ぐらいです。」
kimkaz「・・・・それって、私が気を失うのに十分な時間だと思うのですががががが~」
そして、いきなり
先生は看護師さんに向かって、「お~い、○○君、なんちゃらかんちゃら持ってきて。」
すると看護師さんが持ってきたものは真空パックに入った消毒済み「ペンチ」であります!クローム鍍金もまぶしい正真正銘の「ただのペンチ」であります。パックを破るやいなや、看護師さんが私の左手を台の上に押さえつけ、先生の「いきまーす」の一言も終わらないうちにペンチでピンをつかむと、
ゴリゴリという音を立てながらピンを引き抜いたのであります。
「ぐわぁ~~~」と言う声をたてるまもなく二本目のピンを引き抜きにかかります。脳天の中をゴリゴリゴリという音がして目の前が・・・
↑無麻酔でスポーク引き抜き時、我が脳内の画
と言うわけで無事にピン抜きは終了いたしました。しかし、2ヶ月あまりも固定されていたので、骨が付いても左親指はまったく動きません。現在右脚とともにリハビリに励んでいる毎日であります。
残念なことに左手から抜いたピンをもらい損ねました。良い記念になったのにねw。
都合により当分のあいだ、自転車三昧休業致します。
'12.10.10
大災難
に会ってしまいました。
2012年9月8日午前5時25分、埼玉県東松山市下唐子付近県道41号線にて後ろから軽自動車に跳ね飛ばされる。
意識朦朧のまま埼玉医大国際医療緊急救命センターへ搬送、そのまま手術。約4時間で無事手術終了。
9月11日集中治療室(ICUプロツアー)から一般病棟(ICUプロコンチ)へ降格。
右大腿骨および左手首・第一指複雑骨折。生命および神経に支障ないものの全治半年~1年超と。
↑拙者の両足。バーコードで管理完了。
当分自転車には乗れそうもない。かなり厳しいリハビリ生活の始まりでござるよ(涙)。
埼玉医大国際医療センター
ここは日本でも有数の医療施設です。一般外来はなし。脳・心臓・癌外科、そして救命救急医療専門です。特に救命救急について救急車の来訪を一切拒みません。但し、救急車で運び込まれてくる患者は、「○○の一丁目」に足を踏み入れているということでありますな。
↑リゾートホテルのような病院のロビー
施設内は極めて快適であります。優秀な医師、優しい看護師、清潔な病室。そしてロビーや廊下、それにトイレや浴室はとても広々としております。但し、長居はさせてくれません(キリッ)。新たに救急車で運ばれてくる患者さんを受け入れる為に、救急車で運び込まれ命に別状が無くなった人は、約3週間で強制退院or転院であります。しかたないですね~。
スタバも
あります。病院食にも飽き、車椅子で動けるようになってくると、スタバで甘いものを食べるのが唯一の楽しみでありますw。普段は絶対食べないような「キャラメルなんちゃらなんちゃら・・・」と言う超甘のデザートを毎日食しておりますよ。
↑中二階がスタバです♪
しかし、我輩も約四週間で強制退院・自宅療養通院治療となりました。と言うわけで、楽しい自転車三昧生活とも、暫らくの間お別れであります(涙)。
kimkaz2012年総走行距離
残念ながら、この事故により今年は終了であります。9/7現在で総走行距離は8,902kmでした。良いペースで行っていただけに誠に残念であります。又再び年間12,000km以上走れるようになりたいと強く強く念じる次第であります!負けるもんかコン畜生!
41th.東京-糸魚川ファスト・ラン
'12.05.19
東京(甲府)-糸魚川 308.6km
に出走いたしました。去年に続いての出場であります。そして、小生の一日走行距離記録更新に挑戦であります。今年は諸般の事情により出発地及び一部コースを変更いたしまして、甲府から糸魚川までの308.6kmであります。
今年も天候に恵まれまして(ちょっと寒いけど)快晴のサイクリング日和でありました。
もちろん今年もC.F.アライからの出走でありますが、今回は女性陣も含め総勢13名の出走となりました。いやはや皆さん凄いです!
↑CFアライの仲間たち
深夜1時に集合し、甲府を4時半にスタートです。当日の朝はかなり冷え込んでいました。15人ぐらいのグループでスタートですが各人のペースがまちまちなので、すぐにバラけます。結局は走りなれたアライのメンバーとのパックとなりました。
とにかく、序盤は辛抱です。自分たちのペースを保ちつつ、休息時間を最小限にしてひたすらペダルを回し続けます。
第6回 埼玉県タイム・トライアル・ロードレース
'12.05.13
別名「利根川T.T.」
に出走いたしました。特に埼玉県民にとってはシーズンの開幕を告げる埼玉県自転車競技連盟主催のT.T.ロードレースであります。
場所は埼玉県加須市の利根川河川敷道路で行われます。自転車連盟主催のT.T.レースは他にないので、登録、未登録の部とも大変な人気でありますよ。
去年、一昨年とC.F.アライから出場したのですが、今年はシクロクラブからの出場となりました。
個人T.T.は「登録者マスターズの部」で出走です。去年は未登録者で出走したのですが、ちょっとがんばってみましたw。
マスターズは10kmですが、やっぱりつらい(涙)。特に折り返しの後半は向かい風となるので、もう本当にへろへろです。なんとか10kmで15分を切りたいと思うのですが無理でしょうな~(いわゆる平均時速40kmですね)。
↑息も絶え絶えに力走する小生。
チーム・タイムトライアル
実はこの為に今回はシクロクラブから出走したのです。メンバーの構成上「登録者T.T.」の部で豪脚マダムたちと一緒に出場させて頂く事となりました。とりあえずは皆さん初出場なので、ここはなんとか頑張りたいですねw。
↑スタート前の3人。ちと緊張してますw。
チームT.T.は三人一組、20kmで競われます。スタートから5kmは向かい風。スタートダッシュが大事とばかりに最初の向かい風区間を踏んだのですが、なんと気が付いたら一人がいなくなってました(T様ごめんね)。゚(゚´Д`゚)゚。
こうなったら仕方がないので、その後は、ずっと二人旅となりました。
結果は?
チームT.T.は登録者の部では唯一の女性参加チームでしたが、何とか最下位とはならず38/41位。タイムは31分19秒でした。二人走者であることを考えると上出来であります。恐るべし豪脚マダムであります。
また、個人T.T.は年代別で2位となりました。もちろん、県自転車連盟の表彰状は初めてであります!(∩´∀`)∩ワーイ
↑表彰式であります♪
今回は運良く表彰状を頂く事ができました。しかし、チームT.T.ではマダムを一人を置き去りにするとか、まったく修行がたりません。あと、自分のポジションもあまり出てなかったと思います。(逆に言えば、まだ伸び代があるってことですねw)。
kimkaz2012年総走行距離
5/13現在: 4,551km 順調です♪ このペースなら今年も12,000kmは達成できるかな。あとは天候と健康が肝ですね。
#2 めがねライド
'11.12.09
Aisanの中島康晴選手
が今年のオフもシクロパビリオンに遊びに来てくれました。彼は「眼鏡処福井県」出身で自身も近眼なので、オフになると、こうしてファンとの交流ライドに来てくれます。ところが残念ながら当日は雨。と言うわけで、室内でのトークショーと肉弾ゲームと相成りましたw。
↑手作りケーキとパンをどうぞ!
参加条件は「眼鏡着用」と言うことです。拙者は弩近眼+老眼+乱視ということで参加資格は十二分に満たして、おつりまであるのであります。彼のファンにパン屋さんとお菓子作りが大変上手な方が居て、当日は手作りケーキや手作りジャム、ナカジ謹製のパンが振舞われました。こいつがなかなか美味しいのでありまして、あっというまに食べつくされてしまうのであります。
Wilier Cento 1
にCampaが今シーズンの彼のマシンでした。Aisanチームは伊太車に乗っていて、小生は極めて好感度であります。しかし残念ながら来シーズンはSpecializedに変わるようです。自転車競技界はアメ車が席捲ですなあ。
↑ケーキを食しながら三本ローラーの図
他には彼が愛用していたサングラスやユニフォーム、そして色んな大会での獲得メダルやゼッケンなども披露され、抽選でファンの方々に配られました。当選した方は羨ましい限りであります。
↑愛三ユニフォームや眼鏡
肉弾戦室内ゲーム
外は雨と言う事で、シクロパビリオンの倉庫兼体育館でSケンと称する肉弾戦ゲームが行われました。良い大人がだんだん本気になってきて、このままいくと殴り合いが始まるか怪我人が出るかと言う盛り上がり。いけませんね、年くってからこんなゲームをしたらw。
と言うわけで、楽しい一日をナカジと過ごす事ができました。彼は本当に礼儀正しく、ファンやスポンサーの方々への敬意と感謝を片時も忘れない素晴らしい青年です。去年会った時よりもずっと精悍さを増していました。きっと来シーズンは大活躍をしてくれる事でしょう!
また、会える日を楽しみにしています。 頑張れ中島康晴選手!(,,゚Д゚) ガンガレ!
kimkaz2011年総走行距離
12/31現在: 12.004km なんとか今年も年間12,000km走ることが出来ました!年頭の目標で達成できたのはこれだけだ。(苦笑
クラシックロードの集い・2011秋の段
'11.10.23
恒例のクラシックロードの集い
を執り行いました。ちょっと雲行きが怪しかったのですが無事に走ることが出来ました。
今回の参加者は7名です。「完全平坦路」のコース設定といたしました。
荒川沿いの鹿島古墳群で一服です。やっぱりアウターの生えたロードは良いですなぁ ヽ(´ー`)ノ
今回の御題は「Jaune/黄色」
前回、Maillot Jaune(黄色ジャージ)を着て、良い思いをした先輩にあやかろうと「黄色」を入れる事がレギュレーションとなりましたw。というわけで、参加車両のご紹介であります。
今回のベストドレッサー賞に選ばれた、ベロシティさんのVogue
#2 シクロ八ヶ岳
11.9.10-11
シクロパビリオンの
シクロシリーズvol.2 #2シクロ八ヶ岳に行ってきました。シクロシリーズは春は軽井沢、夏は八ヶ岳、そして秋は奥秩父と3回あります。その中でもこの八ヶ岳シリーズは2日間の走行距離292キロ、獲得標高6111メートルと言うなかなか走り応えのあるイベントです。
今回も小生はボランティア・スタッフの名を借りて、遊びにとして参加させていただきました。
↑スタート前の風景
出走者は約40名、脚力に合わせ、4組に分かれて走ります。東松山のシクロパビリオンを出発して、「白石峠」「定峰峠」「志賀坂峠」「ぶどう峠」「馬越峠」を経て八ヶ岳山麓は野辺山高原にある、あの中込ご夫妻が経営するシーナックキャビンに宿泊すると言う、とても素敵なイベントであります。しかし、これだけ峠のてんこ盛り、よくもまぁ考えたものです。さすがは浅田監督でありますなぁ。開いた口がふさがらんであります。
それに参加しようとする方々が、こんなに居るというのも、これまた呆れたものでありますw。
秩父路を快走
であります。当日はまさに自転車日和で風も無く、快調に走りますよ。まだまだ先が辛いとも知らない参加者の方々は楽しくおしゃべりをしながらう絶好調の雰囲気です。
↑小鹿野近辺を快走の図
志賀坂峠を越えて、群馬に入り、ぶどう峠に向かう頃から、だんだんと皆さん口数も少なくなっていきます。ここから長~い登りが続くのであります。
↑ぶどう峠
ぶどう峠は、けっして「葡萄峠」はなく「武道峠」なのでありまして、なかなか厳しいものであります。そしていつ来ても峠の上は霧がかかり寒いのであります。やっぱり武道峠は修行の場なのですね。
トライ・ザ・バンク in 大宮 11.8.7
大宮双輪場へ
今年もやってきました。JCRC第10回トライザバンクの開催です。昨年、初めてこの大会に実車で出場し、バンクの楽しさに虜になってしまった小生であります。当日は強烈な夏空でバンクの中は優に40度を超える暑さでした。しかし、気温以上に暑いのがこの大会でありますよ。参加定員は100名。うちレーサー(ピスト)が55台、実車(ピスト以外)が45台であります。小生今年はレーサーで参戦であります!
↑1000mTT
出場者は1000mTT、4000スクラッチ、ケイリン、スプリントの中から3種目にエントリーできます。小生は1000mTT、スクラッチ、ケイリンにエントリーいたしました。まず午前の部は1000mTTであります。昨年は実車にBORAを履いて1分25秒05でした。今年はNJS仕様のレーサーですが、目標は1分20秒切りであります!2週間前にシクロパビリオンのバンクイベントで教えてもらった事を肝に銘じて走りました。結果は1分22秒58(26/39位)。昨年よりも2秒47タイムは縮まりましたが20秒切りとはなりませんでした。残念!(やっぱりギブリが必要ですかねw)
Pist Party !!
午後からは、いよいよゲームの始まりです。わくわくしますねw。まずはケイリン予選。この組には小生がお世話になっているチーム、CFアライの店長が一緒です。その甲斐あって二人とも通過。準決勝はもう一人チームメイトが加わり同チーム3人で参戦、3人とも無事決勝進出です。これで決勝出走8人中3人ですから、いやがうえにも期待が高まりますなぁ~♪
↑ケイリン決勝
ケイリン決勝の前に4000mスクラッチの決勝があります。スクラッチはエントリー数が6人と少なく一発決勝となりました。しかも速いチームメイトが一緒です。うひょ、これは入賞のチャンスか?!スクラッチ決勝は最初から牽制の仕合でなかなかペースが上がりません。それならばと、積極的に前に出ました。前に出ると自分のペースで走れます。ラスト一周でラバネロと京浜クラブの人が逃げに。しかし、一番早そうなのチームメイトのo田氏。予想通りo田氏が捲くり3コーナーでトップに。小生は出遅れたものの4コーナーから巻き返しゴール前で2着に入れました!
休む間も無くケイリン決勝が始まります。チームメイト3人参加で臨んだものの、その前で脚を使い切った小生は最終周回2コーナまでは良い位置につけていたのですが、バックストレッチ前で完売・売り切れ~~、と言う訳で、びりっけつに沈んでしまいました・・涙。
表彰台
まっこと嬉しかったであります。小さな大会とは言え、自転車競技(いやスポーツ競技)で参加賞・完走賞・ラッキー飛び賞以外に初めて頂いた表彰状と賞品であります!本当に嬉しかったです!
↑4000mスクラッチ2位 ヽ(´ー`)ノワーイ
これでkimkazの夏イベントは終わりであります!総括すれば「年の割には良くやった!」ってとこでしょうか。今回の大会で小生が同クラス出場選手中2番目の爺さんでしたw。しかしピストゲームは面白い! これを読んでいただいている貴方、ぜひとも始めましょう! 年齢をくっても3分ぐらいなら苦しい事も我慢できるぜい!
kimkaz2011年総走行距離
8/14現在: 7.367km ヽ(`Д´)ノ イケー
バンクを駆けぬけろ! 11.7.24
西武園競輪場
にやってきました。今日はシクロパビリオンの目玉イベントの一つ「バンクに挑戦」のお手伝いであります。(お手伝いとは名ばかりで自分が楽しんでいるのですが (m´・ω・`)m ゴメン…)
小生、西武園は始めてであります。とても綺麗な競技場で感激いたしました。我々のイベントは午後からで、午前中はプロ競輪選手や早稲田大学自転車部が練習をしていました。するとそこに、イリベのスターシップが走っているではありませんか。なんとそれは、あの伝説のフレームビルダー入部氏のご子息正太郎君(早稲田大学自転車部主将)が乗っていたのであります。小生は正太郎君とは面識もなかったのですが、「わしお前の親父さん、よう知っとるで~」と馴れ馴れしく話しかけに行き、とくと自転車を拝見させて頂きました。しかし親父さんを背を高くしてスマートにしたらこうなるとばかり、親子とはそっくりなものでありますな。
↑愛車パナソニック号
当日は日が陰っていまして、気温もさほど上がらず絶好のバンク日和でありました。ここは400メートルバンクを擁する競輪場で観客席も屋根付きで綺麗に整備されていますのでとても気持ちが良いですね。バンクを目の前にすると、プールに来た子供みたいなもので早く中に入りたくて仕方ありませんw。いつ来てもワクワクいたしますな。
バンクは楽しい!
本当に最高です!普通はめったに入れないこの空間で、つるつるの路面の上を、ピストという特別の自転車で思いっきり駆け抜けるわけであります。この楽しみはやった人にしかわかりません。しかし、一度体験すると病み付きになる事間違いないですね。ピスト(固定ギア車)の独特の感触と機能がいかんなく発揮でき、かつ感じ取る事が出来るのは素晴らしく楽しいわけであります。
↑イベントにご参加頂いた皆さんと
当日のメニューと申しますと、まずアップとして先頭交代をしながら40周回。
その後1000TT、ハロン、チームスプリント計測、そして休息をはさんでゲームです。4000スクラッチ、ガールズケイリン、ケイリンと盛り上がりましたね~。
↑1000TT スターターは元競輪選手の布施さんです(超贅沢!)
短距離走
自転車の短距離走がこんなに楽し苦しいものとは思いませんでした。1,000メートルタイムトライアルは本当にきついです。後半の500メートルがこいでもこいでも前に進みません。走り終わった後は気持ち悪くなります。でもタイムが0.1秒でも縮まるととても嬉しい!(逆に悪くなるととても悲しいです・・・)
スプリントもケイリン、スクラッチもとても面白いです。バンクの上まであがり、シャーと降りてくる時の爽快感。そして独特の緊張感がたまりません。ブレーキがなくクランクを止める事のできない自転車で、しかも集団で走るときの緊張感ですね。もちろんロードで試合に出て集団で走っている時も緊張感はあるのですが、ピストでバンクを走るのとは、また少し違うのです。
↑力入りすぎですな |ι´Д`|っ < だめぽ
普通のホビーライダーは、高校や大学で自転車競技部に入っていなければバンク走行を経験できる機会は、あまりありません。シクロパビリオンの「バンクに挑戦」シリーズやJCRCの「トライザバンク」は良い機会だと思いますので、競技に興味のある方も無い方も、自転車が好きな方はぜひ一度トライされると良いですよ!楽しみが広がります!
kimkaz2011年総走行距離
7/31現在: 6.955km (,,゚Д゚) ソレイケ!
40℃灼熱の炎天下を 11.7.10
何故に我は走るのか?
梅雨が明けて、今年も暑い暑い夏が始まりました。7月に入ったばかりなのですが、埼玉県比企地方の気温は40℃を超えております。さすが「暑いぞ埼玉!」でありますな。
しかし、そんな中でも我輩たちは走るのであります。一日の走行が100キロ未満なんてつまらない!暑かろうが寒かろうが、山超え谷超え、一杯走るのであります。
↑秩父は小鹿野のカツ丼屋さん「鹿の子」で
小生の自宅(埼玉県東松山市)から自走で100キロ超を走るとなると、必然的に秩父・西上州方面となるのですが、この方面は車が少なく峠が一杯あって景色も良いし道路の状態は素晴らしい、とロードバイクにおあつらえ向きのコースが満載であります。アウトドア遊びが好きな事もありこの地に居を構えたのですが、アウトドア遊びと言うよりは自転車遊び(特にロードバイク)に最適な場所でもあります。
ロードで長距離を走るのは
本当に楽しいです!しかし、小生が若い時には自転車競技は、なんとなく敷居が高くてなじめず(単に弱かったわけですがw)、ツーリングやキャンピング(野宿)が主体でした。社会人になると「大人のサイクリング」に強烈な憧れをもち、輪行で出かけては蕎麦屋と温泉を巡って地酒で一杯。また峠に着けば必ずお茶を沸かす。と、まことに風流かつ優雅なサイクリングを旨としておりました。
↑「鹿の子」の「わらじカツ丼」美味いっす!
しかし、いったん「走ること」自体を目的といたしますと、これも大変楽しいものであります。きっかけは、去年の春、ある方に言われ「月に1000km走ろう!」と決めた事でした。と言う事は週末に250km走らねばなりません。その為には少し工夫が必要となります。非力で旧式のエンジンをどうやったら効率良く動かせるのか?どんな機材を使えば楽しく&かっこよく走れるのか?暑さ寒さ対策はどうするのか?その工夫を考えるのが、また楽しいのであります!
最初は一日150km走るのは冒険でした。それが200km、300kmと距離が伸び、次第に体力が付き、体重が落ちるのがこの歳になっても目に見えてくるのでありますよ! ヽ(´ー`)ノワーイ
仲間と走る
のは、まっこと楽しいものであります。一人で走るのもそれはそれで楽しく、お気楽(かつ基本)なのです。しかしロードバイクで風を切って走るには、仲間と一緒に行くと楽しみが何倍にもなります。
このクソ暑いなか、親父仲間と一緒に長距離を走るのはちょっとたぶらかし動機付けが必要でありまして(これ自分自身にもそうであります)、それが大体は食べ物な訳であります。「カツ丼」「豚味噌丼」「うどん」「蕎麦」「団子」「饅頭」「ピザ」「焼きソバ」「カキ氷」等々でありますな。大体はB級グルメと言われるものですねw。しかしそれが美味いのであります!
もちろん、今更かなり頑張ったとしても競技選手になれるわけではありません。でも走れば走るほど走れる距離が伸び、タイムが縮まり、自転車への理解が深まり、そして健康にも良い!と言うわけであります。それがめちゃくちゃ楽しいのですね。粋で優雅な大人のサイクリングも大好きなのですが今は走ることに夢中な小生であります。
kimkaz2011年総走行距離
7/10現在: 6.232km (,,゚Д゚) ガンガレ!
#2シクロ4hエンデューロ 11.6.4
in武蔵丘陵森林公園
が開催されました。小生はボランティアスタッフとしてお手伝いしてまいりました。
これはシクロパビリオンが主催するイベントの一つであります。実は「第二回・・」となっておりますが、去年すでに2回、同じ場所で「シティサイクル(普通自転車)4時間耐久マラソン」として行われていたのです。
↑当日受付の日向さん
「この場所で何とかロードレーサーのイベントをしたい」と、最初は普通自転車耐久走から始め、安全と集客の実績を積み、ようやく今年の春にクローズドコースとしてロードレーサのイベントとしたわけであります。そして3月に開催した時は約100チーム参加。今回は約130チームの参加となりました。
梅雨の合間の奇跡の晴天
悪運強きシクロパビリオン・イベント部、一週間前に入梅して連日雨模様の埼玉県だったのですが、当日は暑すぎるほどの晴天でありました。しかも、ファンライド誌のモデルをされている日向涼子さんがお手伝いに来ていただきましたので、さらにいっそう熱気むんむんであります!
↑スタート前の会場風景
小生は何をしていたかと申しますと、このイベントでは過去3回も含めてずっと計測係であります。今までは諸般の事情により、目測で計測していたのですが、今回はな~んとチップしようとなりました!ようやく他のイベント並みになったのであります!
(∩´∀`)∩ワーイ
これで、超楽チンになるかと思ったのですが、チップ使用は初めてと言うことで、従来通り目測計測も併せて実施と言うことで、思ったよりは楽チンで来ませんでしたw。
とは言え、チップにアクシデントは起きませんでしたので、やはりそれなりに楽でした。
テクニカルコース
であります、森林公園は!平坦なところが無く、小さなアップダウンの連続で道幅もそんなに広くありません。故にゴールスプリントは無く、同一周回は同着とするルールなのですが、やはり実力のある方々は上位に来られますね。優勝チームは一周約4kmのコースを31周されました。すごいですね~!
また当時はエキップアサダ強化選手チーム「EQADS」のメンバーがセキュリティライダーとして出走しました。
なにはともあれ大成功のうちにイベントを終了することが出来て万歳であります。
エキップアサダが種をまいて育てたこのイベント、これからも、ず~っと大きく育ってほしいですね。
kimkaz2011年総走行距離
6/16現在: 5,235km (,,゚Д゚) ガンガレ!
40th東京-糸魚川ファスト・ラン 11.5.21
東京-糸魚川 291.6km
走ってきました。小生の一日の走行距離の記録更新であります。5月21日、第40回東京-糸魚川ファストランが開催されました。当日は天候にも恵まれ、最高の自転車日和でありました。
↑出走前のARAIのメンバー
このイベントは今年で40年目を迎えるという(奇跡のような)イベントです!基本は個人の責任で、自分の体力だけを頼りに、交通ルールを遵守して、自然と自分自身に立ち向かう事を原則としています。
↑大垂水峠越えで早々集団から脱落の図
東京は高尾山口をスタートして、神奈川~山梨~長野~新潟(糸魚川)まで、という本州横断ルートです。途中で4ヶ所のチェックポイントがあり、そこにはエイドステーションがあります。初参加の小生はは5:00AMのスタートです。未知の距離への挑戦と言う事で、かなりドキドキでありました。
’58式焼玉エンジン搭載の小生はすぐには暖まりません。スタート直後の大垂水峠で早々に集団から脱落です。後は、適度な速度の列車に乗っけてもらうまで一人旅であります。
↑お稲荷さんをご馳走になるの図
途中でWAVE ONEの中田社長と一緒になりました。この方はエキップアサダをサポートされているので、良くお会いするのですが、社長さんご本人がこれだけ走られているからこそ、あれだけ良い製品が出来るのでしょうね。頭が下がります。
初めて走る道のり
はペース配分や、上り坂への覚悟等々が分からないものであります。ましてや、このイベントは交差点に標識が立っているわけでもなく、チェックポイントさへ通過すればどんなコースをとっても良いわけなのですから。
しかし、参加者の皆さんは親切な方が多く、中田さんをはじめ、道中ほんの少しご一緒しただけの見ず知らずの方々も、初参加の小生に色々とアドバイスをして下さいました。本当に助かりましたね~♪
チームメンバーに再会
ようやく会えました。笹子の第1CPでは小生が着いたとたんに先行組が出発。第2CPでは姿も見えず、途中でS木さんを抜くが、諏訪湖を抜け、塩尻峠の第3CPでようやく再会。しかしS田さん、S籐さんは言葉だけ交わして、またまた先へ。お仕事の疲れか芝生で昼寝をしようとしていたH井さんを起こし、何とか旅の道連れとなって頂きました。
↑「池田道の駅」でハーブ・ソフトを食すの図
未踏の距離へ
塩尻峠から松本市街(ここは自動車で大混雑でした。)を抜け大町を経て第4CPの白馬駅前に向かいます。この間は80キロ弱と長いので、途中の「池田道の駅」でソフトクリーム休憩です。で、ここまでが約220km。実は小生、一日最高走行距離が220kmなわけでして、ここからが未踏の距離に突入であります。
↑青木湖畔を疾走するH井さんの図
面白いものですね、気持ちの問題だと思うのですが、その220kmを過ぎた辺りから急に脚が重くなりだしました。ケイデンスが上がりませんし踏む事も出来ません。向かい風が吹き出してきた事もあるのでしょう。同行のH井さんにずっと引いて頂きました。
なんと!
ここでえらい事に気がつきました。小生、交換用タイヤチューブやパンク修理工具を入れているサドルバックが付いていません!どうやら車の中に忘れてきたようです。
知らないうちは全く平気だったのですが、いざ修理キットが無いとわかると急に不安になります。可笑しいですね~、やはり人生には知らないほうが幸せな事がたくさんあるようですw。
↑極めて美味であったレモン輪切り砂糖掛けの図
白馬第4チェックポイント
に、ようやく到着いたしました。あと45km程です。ここのエイドステーションで素晴らしい補給食を頂きました。レモン輪切りの砂糖掛けです。旨いの何の!一気に10切れぐらい食べてしまいました。これで体力復活であります!
時計を見ると3時半です。頑張れば12時間を切れるかもしれないと希望が沸き、H井さんと二人で懸命にペダルを回します。ここからは沢山のトンネルと下り基調の道が続きます。しかし、大変な向かい風が吹き出しています。かなり飛ばしていった(つもり)のですが小谷のトンネル群が終わった根知の辺りで脚が売り切れましたw。ゴールまであと5~6kmほどだったのですがもうどうにも踏む事ができず、くるくる回すだけでへろへろになって、やっとこせっとこゴール地点の糸魚川ホテルに到着いたしました。
↑向こうのテントがゴール地点
ゴール地点でタイムカードに印字すると、なんと17時2分!出発が5時だったので、あと2分早ければ、12時間を切れたのに!! ちょっと悔しさの残るフィニッシュでしたw。
しかし、その後飲んだ生ビールの旨かった事旨かった事!やはり生涯最長距離を走った後のビールは生涯最高の旨さでありました!
走り終わった後は
感謝の気持ちで一杯です。一緒に走って頂き、またサポートカーで走ってくれたチームの皆さん。途中で励まして頂いた自転車乗りの皆さん、この大会を運営されている実行委員会・サポートの皆さん、本当に有り難うございました。そして無事トラブルも無く走り終えてくれた愛車と自分の体に感謝です。
翌日には早くも走行記録を記載した完走証と、記念品のTシャツ&ピンバッチを頂きました。
結果は総合131/359着(出走は400人)、年代別では21/84着でした。かなり苦し辛かったですが、飛び切りの達成感が得られました。楽しかったです!
来年もぜひ参加したいのであります!!
ヽ(´ー`)ノ
PS. 今回新シューズで臨んだのですが、膝が痛くなりませんでした!
kimkaz2011年総走行距離
5月21日現在 : 4,681km
土坂峠-志賀坂峠 11.5.14
第40回東京-糸魚川ファストラン
に参加いたします。不肖kimkazは以前からこのイベントに興味があったのですが、一日で東京から糸魚川まで295km・獲得標高2,800mを走りきる自信が無く(走る気になれないw?)、ずっと見送っておりました。しかし、今年は漸くその気になりまして、アライサイクルの有志の方々とご一緒させて頂く事といたしました。
↑土坂峠(埼玉側)
というわけで、本日は練習がてらにいつもとは逆周りの自宅-土坂峠-志賀坂峠-自宅の185kmを走ってきました。お天気も上々、サイクリング日和であります。ゴールデンウィーク頃に来た時と比べると、だんだんと緑が濃くなってきましたね。萌黄色から若葉色へ。
久しぶりの土坂峠
はしんどかったです。半年振りぐらいに来ましたが、埼玉側から登るとしんどいですな~。しかも群馬側へ下って、万場から志賀坂峠まではずっと上り基調だし。
忘れていました、こっち回りはしんどい事をw。
うっかりしてました。
↑叶山
群馬側に下ってから、えっちらおっちら志賀坂峠を目指しますが、ず~っと向かい風であります。いつも思うのですが、自転車で走っていると向かい風の中を走っているほうが多いような気がするのは小生だけでしょうか?
この辺りまで来ると、サイクリストにはあまり出会いません。東秩父辺りですと、わんさか居るのですが、都内からはちょっと遠いですかね。
志賀坂峠から小鹿野近辺までは、下り基調の気持ちの良いR299が続きます。この道、大好きです!
一抹の不安を残して・・・
しまいました。小生が一人で長距離を走る場合、休息時間も含めると、だいたい時速20㎞を目処にいたします。「200km走るなら、10時間」ってな具合であります。しかし今度の「東京-糸魚川ファストラン」では、そのペースですとタイムアウトとなる可能性があります。自転車は軽井沢行と同じいでたち、DE ROSA AVANTにFSA K-Wing, Fulcrum R-Zero+Hutchin.F3でありますが、どうもエンジンがなんともレベルアップできない状態でありますな。
5月21日、自分への挑戦。頑張ってきます!
kimkaz2011年総走行距離
5/14現在: 4,309km
シクロ軽井沢 11.4.23-24
今年も行ってきました。
シクロパビリオンの主催するイベント「シクロ軽井沢」へ。
今回もボランティアスタッフ(サポートライダー)と言うことで三度目の参加です。小生は去年このイベントでロードバイク長距離走の楽しさに目覚めた訳ですが、何回行ってもこのコースは辛・楽しいコースであります。
↑雨の志賀坂峠
2日間の総走行距離は296km、獲得標高4000mという結構ハードなコースしかも初日は120km走った後に和見峠を登ると言うSっけたっぷりの道のりであります。しかし、サポートカーやメカニシャンが居て、身一つで軽井沢まで行って、しかも希望者は現地で自転車整備清掃もしてもらえるという、プロのツアーレース並みのサービス満載イベントであります。
この日の為の新兵器
を用意いたしました。チューブレス・ホイールです。去年の第一回は「サポートライダーが迷惑をかけてはいけない!」と思い、Mavic Open-Proの手組みホイールに、パナのツアラー700×26Cを履いて行きました。もちろんパンクはしなかったけれど、手組みホイールは疲れないと言うけれど・・・・。
もう重い重い、嫌になりましたw。
↑雨具を出す小生と愛車
二回目は「パンクなんてめったにしないや!」とCampa.Eurusにミシュラン・プロ3 700×23Cで臨みました。こいつは軽くてクリンチャーにしてはなかなか良いホイールでありますな。で、三回目は「やっぱりパンクは嫌だな~」と、Fulcrum R-ZeroにHutchionson Fusion3 700×23Cのチューブレスタイヤに、シーラント剤を注入して臨んだ訳であります。ま、本音は単に(赤スポークの)R-Zeroにチューブレスタイヤをつけて乗ってみたかっただけでありますが。
チューブレス、乗り心地最高!
であります!初日往路は(幸い?)雨。翌日復路は晴天と、山坂平地のドライ&ウェットの道を走ったのですが、グリップは良いし、とても乗り心地がよかったであります。重量はシーラント剤を注入したこともあり、クリンチャーよりずっと重いはずなのですが、そんな感じもしませんでした。でも、高級チューブラータイヤを履いたときのように「速くなった感」はあまりしませんでしたね。また別の機会で、詳しいインプレをお話してみたいと思います。
何はともあれ、楽しい楽しい2日間でありました!
画像は全部シクロパビリオンからの頂き物
kimkaz200年総走行距離
4/24現在: 3,710km ヽ(´ー`)ノ
陸前高田行 11.4.12~15
2011年3月11日午後2時46分
日本が未曾有の災害に襲われました。東日本大震災です。当日埼玉でも激しい揺れがあり、その後TVで東北地方を津波が襲う映像を見ていたのですが、本当に信じられない地獄のような光景が繰り広げられました。小生の遠縁のものも、未だ消息が分かりません。何も出来ないまま、ただ鬱々とした日々を過ごしながら一月が過ぎてしまいました。
そこへ、行きつけの自転車屋さんが「自転車ロードレース縁の地である陸前高田に、自転車修理ボランティアに行こう!」と声を掛けてくれました。自分には、お金も体力も無いけれど、パンク修理ならできるわい!とばかりに、店長と二人で行って来ました。
陸前高田市は2006年まで20年間も、公道を使ったロードレースを開催してくれたのです。その時、街中の人々に応援されて走る事が出来たので、少しでもご恩返しがしたいのです。ハイエースに自転車仲間、埼玉車連、自転車屋さん地元商店街の方々の支援物資を満載して出発です。埼玉から、約10時間かけて陸前高田市まで到着いたしました。着いた当日は支援物資を集積所に下ろすだけでお仕舞いでした。自転車修理の店開きは翌日からです。
驚愕の光景
が広がっていました。旧市内の面影は全く有りません。現実の光景を見ると言葉も出ません。コンクリと鉄と木材と泥と人をグシャグシャにして搾りかすを一面にぶちまけたようです。ただただ、己の無力さを感じ、その場に呆然と立ち尽くすしかありませんでした。
いったいこれを如何すれば良いのか?ここで何をすれば良いのか?まったく頭に浮かびません。ただ出てくるものは涙だけです。下の画像に見えるのは体育館跡です。当時は大勢の人がこの中に非難していたそうですが、海側から襲ってきた津波は窓を割って体育館の中をいっきに満水にして、反対側の壁面を破壊して抜けて行ったそうです・・・。
何処で野宿を
しようか、何処で店開きをしようかと考えあぐねていたのですが、ちょうど我々が着ていたレーシングジャージを見て、声をかけてくれた地元の自転車乗りの方がいました。そして、その方の紹介で地元で歯科医院を開業されていた自転車乗りの先生のご自宅へ泊めて頂ける事になったのです。その一帯は現在、仮市庁舎、避難所などがある場所で、そこの一角で店開きをする事にもなりました。
2日間で100台ほどの自転車とカブが来ました。水没車はアウターワイヤーの中にも砂が入っていて動きません。海水を被って一月もたっているので、錆だらけで動きません。そしてパンクのオンパレードです。小生はパンク修理とワイヤー交換など簡単な作業を、店長はその他難しい作業とカブの担当です。おかげ様で、一般車(ママチャリ)の仕組みが良くわかりましたw。
生涯であんなに沢山パンク修理・タイヤ交換をしたのはもちろん初めてです。手も腰も痛い。でも手や体を動かしていないと、なんだか悲しくなってきます。作業をしていると子供達が寄ってきます。明るくケラケラと笑っていますが、けっして心の底から笑っているわけでない事は、少し話せばすぐに分かります。
ようやく電気は通りましたが水道は復旧していません。手も洗えなければ、風呂も洗濯もトイレも不自由です。微力ですが、これからも少しでもお手伝いを続けて行きたいと思います。
皆が最も欲している品。①下着 ②靴下
kimkaz2011年総走行距離
4月15日現在 : 3,100km
目標達成まで : 8,900㎞
(,,゚Д゚) ガンガロウ!
新年の誓い! 11.1.1
今年こそ!そして今年は!
我輩は、もっともっと走りたいのであります。去年シクロパビリオンの主催する「シクロ軽井沢」というイベントでロードバイクの長距離走の面白さに目覚め、またJCRCが主催する「トライザバンク」に出走してバンクとピストの面白さに目覚めました。
のんびりツーリングはもちろん楽しいけれど、ずーっとそればっかりしてきたので、ちょっと違う自転車の楽しみをしてみたいのです。その為には、とにかく走る事也!!
1000㎞/月 × 12 = 12000km
これが今年の第一の目標であります。去年は年間で約10,000km走りました。もちろんこれは自己最高走行距離でした。これも会社勤めを辞めたからこそ出来たのですが、今年はなんとか上乗せして1200㎞を達成したいものであります。
平地はつまらないし、自動車や信号の多いところを走るのも勘弁であrます。で、一日あたりの距離を稼ぐとなると、自宅から秩父-群馬方面への100km~200㎞日帰りランが主体となるわけです。これがまた楽しいのですよ♪
とにかく道路整備が行き渡っているために、何処へ行くにも細いタイヤでOKです。(逆に言うと太いタイヤで面白い道が少なくなっている訳ですがね。)
UCC月例サイクリング 10.11.14
UCC(浦和サイクリングクラブ)
小生が混ぜてもらっているサイクリングクラブであります。今年で設立55周年を迎えた、伝統あるサイクリングクラブであります。とは言え、会則はとてもおおらかで、走った後の「反省会」と称する飲み会が目的で参加しているのであります。
その11月の月例クラブランの幹事を任された訳でありますが、実は3年前に一度幹事をした事があります。その時は、先輩方に「白石峠-堂平山」を登っていただき、挙句にダートの下りを堪能していただいた為、その後は幹事の声はかからなくなりました。
しかし、今回幹事を拝命する事になったと言う事は、皆さん坂が登りたいのだろうと解釈し、秩父は志賀坂峠から八丁トンネルを越えて両神山の麓を一周して頂きました。
↑標高1240m八丁トンネル南側で記念撮影です。埼玉もこの辺りまで来ますと、迫力のある山々がそびえ、紅葉も大変見ごたえのあるものでした。コースリーダーを務めていた事もあり、あまり写真を撮れなかったのですが、当日はお天気にも恵まれ素晴らしい自然を堪能する事ができました。
MASI 3V Excell
のフラット・ロードで出撃です。こいつは、薄いパイプをTig溶接で仕上げた軽量フレームです。Albert Masi 氏は新物好きで、カーボン時代になる前は、かなり斬新な素材や、軽量化を試していたんですね。これもその一つで、メイン三角は太目の薄いスチールパイプを使っています。まぁ、カーボンがでてからは、そんな一職人さんの創意工夫じゃどうしようもなくなってしまいましたが。残念ですね。
そういうわけで、最近は舗装路メインのサイクリングはこればっかり乗ってます。
楽ちんですわw。
廃墟めぐり?
八丁トンネルを抜けて、中津川方面に行く途中に、日窒鉱山があります。ここは大昔は武田氏の隠し金山で、その後明治時代に鉄鉱の採掘が始まり、戦後は日窒鉱業が買収して亜鉛や磁鉄鉱を採掘し、最盛期の1960年代には年50万トンの出鉱をしていました。’78年に金属採掘を中止し、今はわずかに珪砂(高純度の石灰石)を産出しています。ほとんどの施設は廃墟と化しているわけですが、またこれが最近の廃墟ブームで人気になっております。そんな中で左下画像の特定郵便局だけは現役と言う、超レアものでありますよ!
小学校跡、社員寮跡、風呂屋跡などを見学して、その後中津川林道にでて秩父路の紅葉をたっぷりと堪能いたしました。
UCCの皆さんも、たぶん来た事のないコースだったの、少しハードでは有りましたが楽しんで頂けたのではないでしょうか。
まっ、しかし、これで当分幹事役は仰せつかる事は無いと思います(笑)
編集後記
実は、小生にとって、これが最後のUCCクラブランとなりました。
諸般の事情により、2011年度をもちましてUCCを退会させて頂く事といたしました。小生が自転車遊びを復活するにあたって大変お世話になったのですが、どうしても月例のミーティングやクラブランに参加する事が難しくなり苦汁の決断といたしました。
どうぞ皆さんお元気で!
ランドナーとサイクリングは永遠に不滅です!
また、どこかでお会いいたしましょう。
(´ー`)/~~
IRIBE ROAD RACER 10.10.09
レストア始末記
と言うか、感想文であります。今年の3月にあった「クラシックロードの集い」に向けて、’85年に作ったイリベのロードをレストアしたわけでありますが、その感想であります。(半年以上たって今更感想文かよ。。なんて突っ込みは無しで。)
(m´・ω・`)m ゴメン…
しかし、いつ見ても鉄フレームのロードはかっこええですな。このロードは所謂フルカンパで組んだつもりだったのですが、今改めて見ると、随所にケチっていましたね(笑)。SRをっ使っているのは変速機.とブレーキとチェンリングだけ。ペダルはSuper Leggero だし、B.B.もチタンじゃありません。見えないところは安く上げてますな。
それ以外にも、ブレーキアウターをカンパ純正でなく日本製を使っていたり、トークリップ&ストラップをチネリにしたり、高級チューブラーも履けなかったし、随所に涙ぐましい倹約の後が見えました。お小遣いは乏しいし、昔からカンパは高価でしたから仕方ないですね~。
カンパが高価な
その訳は、その精度の高さと堅牢さにあるのです。しかし、当時の小生は「壊れたらもったいない!」などと考えて、普段はサンツアーパーツのロードに乗り、せっかく作ったにもかかわらず、めったにこのイリベロードには乗りませんでした。おかしな話でありますな(笑)。
で、せっかくレストアが完了したので、春以降は平地サイクリングはずっとこれに乗っています。まぁこれが良いのですよぅ、素敵なんですよぅ。甘~い香りのする、ちょっと艶っぽい走りなのであります。
52-42、13-21
このギヤ比だと、残念ながら今の小生では、とてもお山には登れません。よって平地専用車となるわけであります。加えて、このコロンバスSLと言うパイプが絶妙なわけであります。また、この時代のカンパなら、交換パーツもまだまだ在るし、平地ならガンガン踏めます!もがけます!
早く走りたいなら、競争するなら、やっぱりカーボンバイクだと思います。でも鉄フレームには、なんちゅうか味がありますね~。サイクリングするなら絶対「鉄」が面白いですな。熟練した職人さんの手作りの味わいが感じれるような気がします。
と、なればですね、最新の部品を使った鉄フレームのロード・レーサーが欲しくなるのは必然、世の理な訳であります。しか~し、最新パーツより昔のパーツのほうが鉄フレームには似合っているし、でも絶対最新パーツで作りたいし。。。。 それでもって、ここに来てどうしてもピストが欲しくなったし、ピストと言えば競輪フレームだけど、公道も走りたいし、記録会で成績だしたきゃカーボンフレームの方が良いし、そんな事よりもっともっと自分を追い込んだ走りもしたいし。。。。 (; ・`д・´)ココマッタ・・・
まったく、「汲めども尽きぬ物欲の泉」と言うわけであります・・・・。
古いロードでバンクを走ってみました。
前回(↓)のコラムの写真がそうであります。NJSビルダーの作ったロードでバンクデビューした訳であります。で、カントのついたバンクを昇ったり降りたりしながらもがいていましたら、折れました。スポークが。やはり、ここは経年による劣化がバンク走行に耐えれなかったようであります。ホイールだけは頑丈なものを組み直さないといけませんね。
と言うわけで、次回こそはガラパゴスNJSについて語りたいと思うのでありま~す!
Try the Bank! 10.10.01
Bankと言っても、
銀行じゃありませんよ。自転車競技場・競輪場の事であります。以前から、例の「擂り鉢」の中にはとても興味がありました。しかし、一般サイクリストが走行する事なんぞ不可能であろう、とあきらめておりました。ところが何と、我らが「埼玉県営大宮双輪場」(競輪場ではないですよ、双輪場であります!)では、ほぼ毎月一回は(ちゃんと規則を守って、手続きを踏めば)走らせてもらえると言うではありませんか! これは行かない訳には参りませんよ!!
と言う訳で、行きつけのショップの店長に引率されまして、大宮双輪場での練習会に臨んだ訳であります。この練習会の本来の目的は「国体強化練習兼記録会」と言って、埼玉県代表国体選手の為に競輪場を解放してくれる訳です。しかし、一日中彼らが走っているわけでもないので、その練習の合間に一般サイクリストにも走行の機会が与えられるのであります。危険防止の為、バンクをピストと実車(ロード)は混走できませんが実車にも充分走行時間が与えられています。
この緊張感が
何とも言えない訳でありますよ~。路面は非常に滑らかで、傾斜の付いたバンクを、車間ぎりぎりに詰めて走る訳です。基本的には実車であってもブレーキ・変速機使用、クランク回転止め、上ハン持ちは禁止です。日常の走行とは違う、張り詰めた空気が漂っておりますね~!
小生が、自転車に乗っていて、今まで経験した事のない高揚感がこみ上げてきました。初めてロードのレース(サンツアー神鍋カップ)に出た時も、こんな気持ちにはなりませんでした。これは楽しい!
トライザバンクin大宮
聞けば、JCRCの大会でバンク競技会が年に一度あるというではありませんか。これには「実用車の部」というカテゴリーもあるので早速出走する事にいたしました。
エントリーしたのは「500mTT」「1000mTT」と「実用車4000mスクラッチ」であります。
TTでは練習時と同じく口から心臓が出そうになり、完走後、暫くは動く事もかないませんでした。
スクラッチでは運よく(最高齢者で)決勝に進めたのですが、9/13という結果でありました。
いやはや本当に楽しかったであります!バンクを走るのがこんなに楽しいものとは思いませんでした。あの爽快感は文章では上手く言い表せません。公道をロードで走るのとは、また一味も二味も違うのであります。
練習時は’85年謹製のIRIBEのスチール・ロードで走っていました。ところが何回かバンクでもがいているうちにスポークが「ピンッピン」と切れてしまいましたw。さすがに経年劣化は隠せなかったようです。競技会にはカーボンDE ROSA で出走しました。
しかし、ここまで来ると、ピスタで走りたいと思うのは人情でありますな~! '`ィ (゚д゚)/
ピスタ乗りの条件
小生が行きつけのショップは、某名門埼玉県立川越工○高校自転車部の支援をされているわけですが、その高校自転車部では新入生は「実車1000mTTで1分25秒を出したらピストに乗っても良い。」と言うルールがあるそうです。
幸いなんとか小生もそのタイムを出せたのでピストの乗る資格ができました♪
と言うわけで、次回からはピストとNJSについて語りたいと思うのでありま~す!。
2010年9月以前のコラムはこちらへ。