続々・節操無き自転車乗り2 10.9.15
一ヶ月ぶりの
更新です。kimkazとりあえず生きています。小生は前述のとおり、相変わらず「節操のない自転車乗り」を実践中なわけであります。5月~8月までの4ヶ月間は無事に月1000キロ超、あわせて約4500キロを走破することができました。と言っても、ほとんどが日帰りランですので、秩父・西上州あたりの同じような道ばかりを走っております。
メインコースは
だいたいが、秩父を抜けて、志賀坂峠越えを中心に土坂峠、塩ノ沢峠、神流湖周りを絡めて走っています。最近、一番のお気に入りは志賀坂・土坂越えのコースで、自宅からちょうど180キロぐらいですね。でも、あいかわらず登りは大の苦手で大嫌いでありますよ。
↑MASI Alluminio U2
こいつが、ロングライドの相棒です。アルミらしいパリッとした走りながら、トップチューブがやや短め、ヘッドチューブが長めなので、しなやかなクリンチャータイヤを履いて、もっぱら快速ツーリング専用車としています。なかなか快適でありますよ!
と言うわけで、ロードバイクのロングライドに夢中な小生なんですが、ここまでで感じた事を簡単にまとめてみたいと思います。
①一番大事なのはケイデンス。 ロードバイク本来の楽しみである「長距離・長時間を快適に早く走る」為に、最も重要なのはケイデンス(ペダル回転数)だと思います。小生は平地巡航時90回転を目標としています。
②そして休息と補給。 休息と燃料&水分補給ですね。なんせ、超非力で繊細な「'58年型焼玉エンジン」搭載なものですから、これに失敗するとすぐに終了であります。小生の場合は、1時間に15分休憩&おにぎり一個&ポカリを(夏なら)1リットル。こいつを無理矢理にでも実行する事であります。
③軽装をもって良しとす。 荷物はなるべく背負わない事ですな。長丁場では腰にきますからね~。
フレームとホイール
について、であります。まぁ、中年ホビーライダーの戯言としてお許し下さい。
フレームの素材と寸法。大事なのは何と言っても寸法です。中でもトップチューブ。ここが走りの目的に合っていなければどうにもなりません。
次に素材。鉄、新旧アルミ、カーボン(チタンは乗った事無いです。)と乗りました。自転車にとって「軽さ&硬さ」は正義であります。
加速、登坂、軽さ、硬さ、その意味ではカーボンは万能素材だと思います(ちと、優等生すぎ?)。
新アルミはカンッカンッとくる感じが何ともスパルタンでタイトであり快感でもあります。
旧アルミ。これがまた、年寄りには捨てがたいしなやかさがあるのですが、やはり登りでもがくとたわみます。とろとろ走るには非常に快適です。
最後に鉄ですが、これが何とも不思議な素材であります。重いので、加速感や登坂時はたるいです。しかし、オヤジが時速30キロぐらいで平地巡航するとか、100km超の距離を走ると、何ともいえない「心地よさ」がありますね。あと、カーボンや新アルミと違って簡単には壊れません。なんちゅうか乗ってて楽しいですな。
ホイール。こいつが自転車のパーツの中核であると思います。「走り」に最も影響し、尚且つフレームの素材の短所を補うパーツであります。言わせて頂くならば、自転車の走行性能決定要因は、ホイール50:フレーム30:他パーツ20でしょうか。また、走行性能だけを考えれば絶対にチューブラーでカーボンホイールであります。しかし、長距離走行時の雨天、パンクのリスクを考えればクリンチャー・アルミホイールに軍配が上がります。捨てがたいのがアルミチューブラーリム手組みホイールであります。お勧めはARAYA GORD (NJS仕様)でありますな!
(*´∀`)♪
続・節操無き自転車乗り 10.8.02
一日でどれだけ
遠く・高く走れるか! 前回から(すみません一ヶ月以上過ぎました・・)の続きであります。きっかけは今年の4月に行われた「CYCLO PAVILION」のイベントをお手伝いさせて頂いた事であります。二日で270キロ、獲得標高4000m走るわけですから、皆様に御迷惑をかけてはなるまいと、3月中旬ぐらいから100~200キロの距離を乗り出したわけであります。
(*´д`*)ハァハァハァアハァ が
なんと苦し・楽しいのであります。100キロ・平地なんて走っていても解からない事が、160キロ、200キロ、一日の獲得標高2000m・3000mを走ると見えてくるのです。ひ弱なエンジンの事ももちろん、自転車の奥深さが見えてくるのです。
↑ピンクのお兄さんは、
元プロ・ロードレーサ、元世界選手権日本代表のこ~ぢさんであります。自転車に乗っている時は小生の大師匠です。ひょんな事から、彼の自転車レクチャーのお手伝いをさせて頂く事になったのですが、まことに「言語明瞭意味不明」というやつで、一緒にサイクリングをしていると、とても楽しいのですが、何を言わんとしているのか良く理解できませんでした。
ところが、自分で一日に100マイル、200キロを走るようになると、彼の言う事が少しずつ理解できてくるわけであります。さすが日の丸を背負って活躍したアスリートはすごいもので有ります!
ライディングフォームはもちろん、サドル~ペダル軸の長さ、トップチューブ+ステムの長さ、サドルとハンドルの落差、ハンドルの握り方、そしてぺダリングの基本などなど、色々と奥が深すぎるものであります。
それから機材の差ですね。特にホイール。カーボンホイール、手組みホイール、タイヤ。やはりそれなりの負荷をかけて走ってこそ、初めてその特性がわかるものだと実感しました。
’58年型焼玉エンジン搭載
でありまして、だましだまし扱わないと直にに焼きついてオーバーヒートで終了となるわけであります。休息・給水・エネルギー補給を上手くしないといけないわけですが、それを考えながら走るのが、また面白いわけでありますな♪
「峠では必ずお茶を」「写真を撮りながらゆっくりと景色を満喫」「素敵な蕎麦やさんで一服」。こんなツーリングは大好きです。でも、小生はちょっと若い頃からそんな風流の道に走りすぎたきらいがあったようです。そんなツーリングも良いけれど、それは還暦過ぎてからのお楽しみとっておこうと思います(もちろん時々はやりますよ)。今とにかく可能なうちは、色々な自転車の気持ちよいサイクリングを実感したいと思うのであります!
いやはや、まったくもって節操の無い自転車乗りでありまするな。
ウヒャヒャ(*´∀`)アハハン♪
悪魔の囁き・・・
最近、耳元で新たなる「悪魔の囁き」が聞こえてきました。
「kimkazさん、バンクに行きませんか?」というお誘いです。埼玉は大宮双輪場の走行会に行こうというお誘いであります。バンクですよピストですよ!しかし、小生はピストを持っていないのです。その旨を申し上げますと、「いやいや、その日はピストでなくとも実車(ロード)で走る事も出来るんですよ~」との事。こりゃ~行かないと!
と言うわけで、新たなる泥沼への道が始まりそうな予感であります・・・・
キタ━━━━ヽ(´(・)` )ノ━━━━!!!!
小生は自転車乗りとして 10.6.23
節操が少々不足しているようであります。
世のベテランサイクリストの皆さんは、自転車の楽しみ方や走り方が一貫している方々が多いようです。例えば、R. HerseやA.Singerなどの仏車を最高の友とし。またToei社の仏風ランドナー車を生涯の伴侶としてこよなく愛し、走り方もそのような車に合ったツーリングを貫き通す。といった具合です。
それに比べて、小生ときたらまことにいい加減なものであります。自転車遊びを始めて既に30有余年が経ちますが、セミドロ→ドロハンへ改造、〇〇一周サイクリングに始まり、ユース利用や野宿での自転車旅行。ロードレースに憧れ、ちょろっとかじって見ては、パターソンの世界を仏風ランドナーで走る事を夢想する。などとかなりちゃらんぽらんであります。
NC (New Cycling) 誌
の影響は非常に大きかったですね。これを読み出して「サイスポではなく、ここに書かれているようなサイクリングこそが大人の自転車遊びの真髄である!」とばかりに、若い頃から何か「落ち着いた」サイクリングに憧れていました。サイクリングに出かけるときは必ず火器を携帯し、峠の上ではお茶と煙草を一服する事を旨としたわけであります。そして「いつかはR.Herseが欲しい~」と。 しかし、世に山岳サイクリングと言うものが存在する事を知り、ATBが出だすと、山中サイクリング、パスハンに夢中になり、とうとう自転車に乗っている時間より自転車を担いでいる時間の方が遥かに長い、という何をしているのか解からない自転車担ぎ山中徘徊ハイキング?となってしまいました。 と、この辺りで仕事が超多忙を極め、ほとんど自転車に乗る暇もなくなってきて、数年間の自転車遊び冬眠期間となりました。その後ふとしたきっかけで自転車遊びを再開したわけですが、再開時に目が釘付けとなったのは、クラシック・ロードレーサーの機能美でありました。
クラシック・ロードレーサー
といっても、小生が大好きなのは'70年代カンパ・フルセットのイタリアンロードです。MASI, DE ROSA といったイタリアンロードを当時のままに組み立てて、高級チューブラーで乗りますと、それはまあ気持ちが良いのです。もちろんレースに出るわけでもなく、おんぼろエンジンでゆっくりと里山の舗装路を一日走り回るだけなのですが、とても気持ちが良いのです。(若い頃はロードに乗っているときは苦しかったのですが、あれは何だったんでしょうね。)
そこでいよいよ最新ロードに
乗ってみる気になり、最新のフルカーボンのロードに乗ってみたのですが、これがさらに気持ちが良いのです。クラシックロードとは又違う快感です。しかも、新機材はロードでありながらギヤ比が大きいのですよ。34×26、これだと小生にも舗装路なら殆どの峠が越えられます♪ そしてホイールとWO(クリンチャー)タイヤの進化。おかげでパンク時の心配をすることなく長距離を走る事が可能になりました。という訳で、今小生が凝っているのは「一日でどれだけ遠く・高く走れるか!」であります。(続く)
「クラシックロードの集い・春の段」であります。10.04.08
S.L.T.M(Saitama Lunch Time Meeting)
の「クラシックロードの集い・春の段」が3月28日(日)に催されました。埼玉在住筆頭自転車遊び人であるRH氏が企画されている会(SLTM)の特別編であります。自転車好きのおじ様達が、昔のロードレーサーを操って遊びましょう!という企画であります。
ここ数年、毎年春と秋に開催されています。参加車のレギュレーションは①ブレーキアウター付き ②変速はエルゴ&STI不可 ③ビンディングペダル不可 ④7段変速まで の四点であります。これに毎回何某かのスペシャル・レギュレーションが付く訳であります。
詳細はTouringReportをご覧下さい。
敷島の大和心を見せてくれ!
これが今回の「お題」スペシャル・レギュレーションであります。面白いですね~、何とでも解釈できますよ!この、ゆる甘~いお題がこの会の良いところなんでありますが、それが結構難しいのであります。
普通に解釈すれば「国産車」と言うことのなるのですが、昔の国産車国産部品と言うものは実はなかなか残っていないのです。
特にロードレーサーでは
国産部品は少ないですね。当時の日本メーカのキャッチフレーズが「カンパにそっくり!」であったぐらいですから、気合いを入れたロードであれば尚更国産部品なんぞは使用せず、仮に完成車に使用していてもお小遣いが溜まったら直に外国部品(原則カンパ)に交換したものでありました。しかし、今回参加された皆さんは(小生とは違いましてw)きっちりと細部まで揃えてこられました。そしてその中には、なんと50年以上前、山王ロードがほぼ原型で、しかも稼動状態で参加されたのです!他にもBSの試作ショーモデルやESL三点セットなど見どころ満載でした。日本のスポーツ車の歴史を見た感じです。コースはいつものように比企丘陵をぐるっと回ったのですが、今年の春は例年にない寒さのため、残念ながら桜もまだ堅い蕾のままでした。でも桃の花と菜の花は綺麗でしたよ!
「英仏連合軍」との遭遇
当日、偶然にも「英仏車連合軍」と遭遇いたしました。もちろん我が大日本帝国(+伊)軍の大勝利(?)に終わった事はいうまでもありません。
「クラシックロードの集い」の準備です。10.03.27
敷島の大和心を見せてくれ
これが今回の「クラシックロードの集い」のお題であります。という訳で、我輩は満を持して名人「入部正紀」の手によるIRIBE SPECIAL ROAD で出撃しようと目論んだわけであります。これは我が御神体阪神タイガースが21年ぶりのリーグ優勝&初の日本一を決めた年1985年に、ありったけのお小遣いをはたいて作ったカンパ仕様の勝負バイクでありました。フレームはコロンバスSLパイプにナベラグを「これでもか」と艶かしく削り、パーツは殆どカンパでリムはビットリアという仕様であります。
こいつを20年近くほったらかしてあったわけでありますが、綺麗にレストアしてパーツをシュパーブに換装しようと考えたわけであります。しか~し、どうしてもヘッドが手に入りません。また、ど~う考えてみても、このナベラグ+コロンバスSLのフレームに一番似合うのはカンパなのであります!
日本人フレームビルダー
の作品であるだけで今回のお題は充分かな♪ な~んて甘い考えで、結局はフル・カンパにレストアして参加する事に致しました。(やっぱりカンパが大好きなんでありますよ!)
フォークコラムには「85.12.18」の製作年月日とイリベマークが刻印されています。また↓の画像にはコロンバスの鳩マークも見えますね。
チェーンステイのピン打ち
も、ばっちり入っています。↓の画像です。見えますか?(入部氏はランドナーのフレームにも全てチェーンステイにはピン打ちしています。)このコロンバスSL製のフレームは走っていて本当に気持ちがよくなりますよ~♪上手く表現できないのですがスピードが乗り出してからの推進力というか、後から押される感じと言うか、とにかく素敵です! これにBORAでも履かせたらどんなに素晴らしいものになるのか、創造するだけで恍惚となりますなw。しかし、残念ながらこのフレームには最近のホイールはサイズが合いません。あと今回レストアしていて改めて思いましたが、我輩若い頃は本当に組み立て下手でした。しかもいたるところで倹約しています。自転車の神様ごめんなさい、であります。
(*_ _)人ゴメンナサイ
「クラシックロードの集い」当日
いやはや、皆様には「この売国奴め!」と責められましたw。他の皆様は部品まで忠実に日本製で臨んでらして、まぁすごいロードが集まりました。詳細はまた後日御報告させて頂きます。
イタリアン・バイクの寸法考(やっぱり類友始末記) 10.3.10
MASI GRAN CRITERIUM '76
以前、このコラムでも少し御紹介させて頂いたのですが、「やっぱり類友…」と言う事で我が家に来てくれたMASIの事を、もちょっとだけ詳しく載せてみたいと思います。このバイクはマエストロAlberto Masi氏が自らの手で製作・レストアしたと言う、非常に貴重なバイクであります。
特に見てみたいのは寸法であります。いったいマエストロが考える黄金率とはいかほどのものでありましょうや?このバイク、特にこちらの身長や手足の長さを伝えたわけでもなく、ほぼ彼が組み立てたままの状態で日本に入って来ました。そしてブレーキフーデットカバーを除いては、ほぼそのままです。
フレーム
サイズですが、シートチューブC-T550mm、トップチューブC-C540mm、ヘッドチューブは130mmです。ステムの突き出しは110mm、シートピラーも、ほぼ110mm出ています。昔からMASIは、ヘッドチューブがある程度以上短くなるとトップチューブを微妙にスロープにしていました。このフレームは水平ですが、彼はヘッドチューブが詰まり過ぎる事を嫌っていたのですね。シートピラーの露出部分の長さと、ステム突き出し寸法の関係はNC誌なんぞで言われていた通りですが、当時の日本車との違いはブレーキアウターの長さと、インナー処理の方法です。この辺りを含めて黄金率を見つけたいですね。
昔の自転車誌を見ると、日本で組み立てられたロード・レーサーは異様にブレーキアウターが長い。フロントバックをつけた仏タイプランドナーの影響なのかどうかは知りませんが、とにかく長い。どう見ても、みっともないですね。
細かい事ですが
インナーケーブルのエンド処理です。ここも短い。とにかく余分なものは付けない!と言う姿勢がはっきりしています。そしてエンドキャップも短く切って、接着剤代わりにペイントしています。また、ステムやブレーキ、アウターバンドの小さなボルトにも緩み止めにペイントして、それが素敵なアクセントになっています。シンプルなロード・レーサであるからこそ、こういう細かいところに主張があったんですね。小生も若い頃にはその違いに気が付きませんでした。恥ずかしい限りです。 (/ω\)ハズカシーィ
という訳で、MASI GRAN CRITERIUM '76をアップしましたのでご覧下さい。
類は友を呼ぶ
この言葉は本当に本当に本当であります。かのケインズが言った「部品から自転車が生える」という名言と並ぶ言葉ですね。という訳で、MASI類友物語は今しばらく続く事になるわけであります。
(・∀・)アヒャ!!ウヒャヒャ
¥高のばかやろ~!で、釣りに行きました。10.02.18
$\€£為替
の安定を日本経済のために望みます。というよりも円安を望みます。もっとありていに申し上げますと、我が家の経済のためにも円安⇒株高を望む次第であります。(いや、実は株なんか関係無いと思っていらっしゃる多数の日本国民の皆様、本当は関係大有りで株高こそが皆様の年金や福祉の原資なんでありますよ!)と言うややこしい話は少し脇に置いておきまして、とりあえず我輩は90円を割るような円高には真に困ったちゃんなのであります。
しか~し、どうにもならんのであります。現状の民主党+亡国社民党政権とデフレ促進白川日銀ではどうにもならんのであります!ならば、一庶民として、この円高を有効に生かす為にできる事と言えば海外でのお買い物しかないわけですな。という訳で、ネットで欧州まで釣りに出かけたわけであります。
鯛でも鮪でもなく鯔を
釣りました。しかし、景気が悪くて弱気な我輩は超鯔Ⅱではなく控えめに鯔Ⅰであります。可愛いですねw。カンパ2010年モデルの鯔Ⅰはハブボディをアルミにして価格を抑えたチューブラー仕様のカーボンディープリムであります。ずっとハイペロンを使っていたので何としてもHIGH PROFILE ホイールを使ってみたかったんでありますよ!
DE ROSA & BORA
車体は2006年モデルのAVANTでありますが、なかなかかっちょいいであります!いやいや嬉しいでありますよ!。タイヤはVittoria Corsa Evo CX2。新しいEvoはサイドがいっそうしなやかになって、なかなかのものあります。走ってみてハイペロンとの違いは、やはり巷間言われている通り、平地巡航時にでます。だいたい時速30kmを越えだすと、とても気持ちが良くなります。言い換えると平地時速30km巡航がとても楽になる、持続時間が長くなる、と言うことであります。と言って、けっして加速が悪いわけではありません。これは万能ホイールなのか!?
ホイールを変えたからと言って
別にエンジンが出力アップするわけではありません。'58年型焼玉エンジンは暖まるのに時間は掛かるし、暖まればすぐにオーバーヒートするし、へっポコエンジンのままですが、とにかく気持ち良くなるのですよ!チュブラータイヤのしなやかさと相まって、30km巡航で走っているだけで恍惚となりますな。(*´д`*)ハァハァでありますw。
また、自転車のポジションも変え(させられ)ました。不肖小生にも自転車の先生がいるのですが、その方に厳しく指摘され、かなり変更しました。←が今、↓が以前であります。簡単に言うとサドルを下げさせられ、ステムも短くさせられたわけであります。最初は抵抗があったのですが、長距離がとても楽になりました♪ 先生有り難う!
為替のその後
実は、この鯔釣りをしたのが2009年の12月だったのですが、ギリシャ、スペイン、ポルトガル問題が出て対€ユーロは尚いっそうの円高となっております。皆の衆、カンパを直接買うなら今ですぞ!(たぶん)
誰が何と言っても、やっぱり類は友を呼ぶ 10.01.02
嫁に出そうと思う
と、去年ある方(といっても周知の自転車屋さん)から、お話が来ました。これは売り物でなく、ご自分用にオーダーされた、MASIのフレームでありますよ。古女房に加え沢山の子供を抱えるこの身ではありますが、Alberto Masi謹製のフレームと聞いてはほっては置けません!ちょうどRエンド130mmのMasiフレームが欲しかった我輩と致しましては二つ返事で姫様のお輿入れを願った次第であります。
かっちょいいですね!2005年製Masi Alluminio U2 Ultraleggeroであります。 Dedacciai製の超軽量アルミパイプを用いたフレームです。フォークはDedaのBlack Magic 2 を使っており、ヘッド込みの実測ベースで1.2~1.3kgぐらいでしょうか。カーボン並みの重量で仕上がっていますが、なんとライダーの体重制限が160lbs.(約73kg)となっています!(これは太れないぜ・・・)。
しかし、このDedacciai Alluminio U2と言うパイプは、カーボン並みの軽量ながら、今となってはカーボン以上のお値段のため、市場からは姿を消しておりますな。トップチューブは2センチほどスロープしています。やや長めのヘッドチューブと相まって、ぱっと見はホリゾンタルに見えます。このデザインはAlbertoの得意とするところですね。
Athena 11
を搭載してみました。カンパは2009年モデルでSuper Record & Recordを11速としたのですが、2010年モデルからは、その下にAthenaブランドを復活させ11速のアルミモデルとしたのであります。フレームがアルミなので、そのAthenaを使ってみようと思ったわけであります。余談ではありますが、最近のカンパのブランド分けは、その意図がはっきりしていて良いですね。やはり'80年代後半から'90年代は酷かったような気がします。ちょうどシマノに追いつき追い越されかけた時代でしたからね。(しかし、今となっては当時不人気だったパーツが逆にレアものとなっていますよ!)
デカールはGran Criterium
を使っています。本来このモデルにはMASI 3V のデカールが貼られるのですが、前オーナーが直接ミラノの工房でオーダーした際にAlberto氏に懇願して、この旧デカールを張って貰ったとのこと。Masi好きイタ車好きの小生には堪りません!こんな遊びをしているMASIは、おそらく世界に1台でしょう。
その乗り心地は
手元に届いてから約600㎞乗りました。ホイールにはカンパのユーラス&ミシュラン・プロ3を使っているのでハイペロンを履いたカーボンバイクとは単純に比較は出来ないのですが、とにかく疲れません。アルミらしくないと言うのか、長い距離乗っても、山坂を駆け巡っても疲れないのです。フレーム・ジオメトリーのなせる技か、小生のような貧脚オヤジにとっては軽さこそが絶対正義なのかはわかりませんが、快適でありますよ。それから11速は良いですね。1枚ギヤが増える事は絶対に良い事であります。2010年モデルは2009年モデルと比べかなり改良されているようで、チェーンの当たり音も全くありません。やっぱりイタ車にはカンパですね!
東秩父は明覚に隠れ宿を発見、湯豆腐と地酒三昧!09.11.23-24
サイクリスツ・ミーティング2009
という、集まりにに参加させて頂きました。関東・東海・関西のベテランサイクリストの有志の方々が企画されている昔ながらのサイクリングであります。今回は我輩の地元埼玉での開催と言うことで、道案内をかねまして初出走とあいなりました。コースは寄居町を出発点として、外秩父1/2縦走で、釜伏峠-二本木峠-粥新田峠-定峰峠-白石峠-明覚一泊。二日目は明覚から比企丘陵の名所旧跡をうろうろして小川町解散、ということでありました。
↑は二本木峠であります。この季節、外秩父は人も車も少なく、どんぐり系樹木の落ち葉の絨毯が広がる自転車にとっては最高のロケーションであります。モミジやカエデ系の樹木が少ないため、お山が真っ赤に染まる事はないのですが、黄色や黄金色に染まるのであります。しかし、こういう風景には泥除け付きのクロモリの自転車が似合いますね~。
当日は曇りがちなお天気で、かなり冷え込んだ一日であったのですが、行程がかなりアップダウンに恵まれていた(w)ため、全員ヒーハー言いながら暖まりました。また、お昼は二本木峠のキャンプ場の東屋で「ホウトウ鍋」を作ったのですが、その旨かった事!
町田屋旅館
ときがわ町は明覚に有る「商人宿」であります。↑の画像がその玄関。明治43年創業の老舗旅館で、造りはほとんど当時のままであります。なんと創業者は福島県は二本松藩五代藩主丹羽高寛公の御末裔だそうです。客室は創業以来の全室唐紙障子のままで鍵なんぞはかかりません。廊下も建具も立派な素材を使ってありますよ!夕食はここのお婆ちゃんが腕を振るってくれた家庭料理であります。それがまた素朴な味で美味しいのです。あわせてスペシャルメニューは都幾川名物の湯豆腐であります。この辺はお水が良いので、お酒&お豆腐がとても美味しいのです。寒い冬の夜に湯豆腐と日本酒ときたら堪りませんな!
翌日は素晴らしい晴天
となりました。↓が旅館の正面であります。立派な白壁の土蔵もあります。実はこの辺り自転車でよく通る道だったのですが、ここが旅館だとは全く知りませんでした。この裏手には古い醤油醸造元もあります。昔の日本人は各地に素敵な街並みと、立派な建物や文化遺産を残していたんでしょうね。しかしそれらのものがほとんど残っていないのが実情です。欧州のように、もっと街並みとか村の古い建造物とか、そんな文化を大事に残してくれればよいのですが、どうもそういう訳には行かないようです。新しいものを取り入れる事が好きで、破壊と創造を繰り返しているようですが、それが良いのか悪いのか。でも、同じやるなら美しく調和のとれたものを作って欲しいものです。自転車についてもそうですね!
比企丘陵
この後は、比企丘陵の里山の小道を、皆でまったりと徘徊致しました。このあたりは比企源氏の史跡や伝説もあり、サイクリングには最適のコースが点在しています。小春日和の中を皆さん「明日仕事になんか行きたくないなぁ~」と叫びながら走った訳であります。 ヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/オシゴトイヤヨ
サイクリングクラブ・ラリー 09.10.31-11.1
全国サイクリングクラブ・ラリーin箱根路
に参加してきました。今年で40回目を迎える歴史ある催しであります。昭和30~40年代のサイクリングブームの頃、スポーツサイクルショップを中心に各地でサイクリングクラブが結成されていました。今では、ほとんどがレーシング・クラブ中心になっていますが、その頃はサイクリングとかツーリングと言われる「自転車旅行」の会(集まり)が中心でした。
その全国にあるサイクリングクラブで集まって走ろうよ!、と言う催しがこのラリーであります。'68年に第1回が京都は北山で開催され、それ以来40年間先輩方の努力と熱意のおかげで今日まで継続されているわけであります。歴史有る催しです、↑のような魔物系自転車がひしめいているわけですな。
ケケケ(・∀・)アヒャ!!
当日はお天気にも恵まれ、素晴らしいサイクリング日和となりました。小田原から箱根旧道を通り、元箱根から芦ノ湖へ抜けるコースです。元箱根までは延々と登りが続くのですが、皆ひーひー言いながら登っていきます。二子山では紅葉が始まっていました。
自転車遊び
には色々有りますが、スポーツとしての自転車の最大の特徴はボート(ヨット)と並んで「機材スポーツ」である事だと思います。ですから、面白いのですね。乗り手の心拍数を限界まで上げてハァハァするのも楽しいし、ゆっくりと旅をするのもまた良いものであります。その度に機材(自転車)を変えて色々と楽しめるのが嬉しいですなw。我輩は自転車の旅にはやはりクロモリが一番似合うかなと思いますね。しかし、昨今は色々な事情もあり自転車の旅を楽しむ若い方が少ない事がとても残念に思います。今回のラリーも参加者は140名と盛況だったのですが、年齢範囲は35歳~81歳で平均年齢は58歳でした。我輩なんかまだまだ2等兵でありますな。
夜の宴会は恒例の鏡割り
でスタートであります。どういうわけか旅行系自転車乗りはお酒を嗜まれる方々が多いようでありまして、いつも宴会のスタートは鏡割りであります。昨今は会社勤めをしていても社員旅行なんて習慣も無くなって来ましたし、こんな団体旅行の宴席がとても新鮮に思えますなw! ( ´∀`)つt[]
熱き会話は
延々と続くのでありますよ。皆さん自転車には一見識の有る方ばかりですので、夜更けまで熱き会話が花開くのであります。そのうち裸になったり、暴れだす人も出てきて、真に結構な次第であります!
ウヒャヒャ(・∀・)イイネ!!
ラリー(Rally)
とはなんぞや?昔カンパ・ラリーというディレイラーがありましたが、ラリーといえばパリダカ・ラリーとか自動車レースを思い浮かべる方が多いと思います。競争と言った意味の他に、集会とか大会とかいった意味があるそうですよ。
クラシック・ロードの集い(秋の巻) 09.10.25
小雨が降ると言うのに
2010年10月25日(日)SLTM(埼玉ランチタイムミーティング)特別編と致しまして、「クラシック・ロードの集い(秋の巻)」が開かれました。レギュレーションはいつもと同じ、①ブレーキアウターつき、②エルゴ&STI不可、③ビンディングペダル不可、④7段変速まで、であります。今回はスペシャル・レギュレーション(お題)は特に設けませんでした。
生憎の天気にもかかわらず、ぬれたら困る自転車を抱えて8人もの数奇者の方々に参加して頂きました。いやいやまったく頭が下がる思いであります。↑の画像は昼食を摂った小川町は晴雲酒造であります。
お天気が良ければ、いつものように寄居町は鉢形城址で大休止・自転車談義の予定(約75キロ)だったのですが、雨のためショートカット、小川町までの往復(約45キロ)となりました。ったく、この日の天気予報では降水確率0%だったんですけどね・・・。
ATALA
今回の目玉はこれ、イタリアの名車Atalaです!見事にレストアされた自転車は'60年代イタロード車の薫りをぷんぷんさせて、その存在感をしらしめたのであります。しかも、オーナーのHさんは、件の青グレーのAtala囚人服(失礼w)ウールジャージからキャップ、レインウェアにいたるまで完璧に決めてられました! Atala & Campaのレインウェアなんて初めて見ましたよ。おまけにユーレーブルゾン・ボベ仕様だし、本当にすごいや!
秋の味覚は松茸ご飯
がこれ↓であります。小川町は晴雲酒造の食事処の昼食のメインは松茸ご飯と豚ロースの酒粕焼であります~。σ゚д゚)ボーノ!
OYADIバトル
今回も、あちゃこちゃで繰り広げられました。雨天ショートカットコースにしたため、OYADIの体力は若干あまり気味w。もっと登りを多くすれば良かったかな? ウヒャヒャ(・∀・)イイネ!!
BGMはロッド・スチュワート版「雨を見たかい」で!
09.10.25SLTMクラシックロードの集い秋編
今回は、なんと参加賞がありました。ちっこいポチ袋に入っていたのはロストワックス製「爪楊枝置き」であります。また次回のお題は「敷島の大和心を見せてくれ!」でありますよ。 御参加お待ちしております。
今市-古峰ヶ原峠-足尾銅山跡-水沼 09.9.6
栃木県は鹿沼
にある、古峰神社に行ってきました。日光のやや南に位置するこの神社は別名「天狗の杜」ともいわれ、1300年前に開かれた由緒ある大神であります。
今回はそこへ小生が混ぜて頂いているサイクリングクラブの仲間と出かけてきたわけでありますが、まぁ栃木県というのは自転車で走るにはもってこいの場所ですな。山あり谷あり川あり車少なしの素敵な道が一杯であります!
↑は、一の鳥居であります。ここへたどり着くまでは結構な登りがありまして、まさしくサイクリング王国栃木の面目躍如であります。
ここのお目当てはお昼ご飯であります!古峰神社はとても信者の方が多く、講組織を持ち、講中が盛んに行われています。その為の食事や宿泊の施設が整っているのですが、今日は普通の日でありますので、288畳の大広間に我々6人で食事を頂いた次第であります。しかも、これが美味しくて廉価!御神酒がついて1,000円という大満足のお昼ご飯でありました。
古峰ヶ原湿原
神社から西に4キロほど進むと古峰ヶ原(こぶがはら)湿原があります。12%勾配の坂道をひーこら登って到着した標高1300メートルにあるこの湿原からは男体山、女峰山、白根山など日光の山々の雄大な姿を望む事ができ、いわゆる日光開山の発祥の地となった全日光僧坊達の修行の場でもありました。
三国峠-中津川林道 09.7.19
Anchor XNC7で
三国峠-中津川林道へ行って来ました。
7月18・19日と小生が混ぜて頂いているサイクリングクラブで夏のお泊りランがありまして、その延長で行って来たわけであります。お泊りランは信州野辺山から松原湖畔で宿泊、翌日解散というもので、メインは夜の懇親会であります。その翌日は自由走行なので、小生は小海-南相木林道-馬越峠-川上村-三国峠-中津川林道-秩父三峰口というコースを取りました。
↑は、三国山をバックにした川上村のレタス畑であります。しかし、南相木林の馬越峠というのが曲者でして、なんと小海からの標高差が715mもあり川上村-三国峠の標高差560mを越えるものでありました。全舗装ながら勾配が結構きつく、オッサンの足にはかなりこたえました。川上村から三国峠までは、おなじみのなだらかな舗装路が続きカラマツ林の中を快適なのぼりであります。夏の三国峠は初めてだったのですが、一面のレタス畑が見事でしたね。自転車の色と同じであります。
今回初めてこの自転車でここに来たのですが、以前に比べて登りが楽であります!
これは、はたしてXNC7のジオメトリーの効果なのか、ホイール(タイヤ)の効果なのか、はまたま単にゆうべ口から溢れるほど充填したのガソリンのせいなのかは解かりませんが、結構な事でありますな。
↓おなじみの三国峠の切り通しに到着したわけでありますが、ここは何回来ても素晴らしい峠でありますね!
中津川林道
はほぼ完全修復されていました。一昨年の台風で斜面が崩落し、暫らくの間通行止めとなっていたのですが、あの素晴らしい地道は完全に復活していました。この車はフロント・ショックが付いているので、以前のフルリジットのATBと比べものにならないぐらい下りは楽であります。適度に締まり、適度に石が露出したダートをガンガラガンガラ飛ばすのはとても愉快であります!しかし、突っ走ってしまうのが惜しい!もっと楽しみたい、写真も撮りたい、でもカッとばして行きたい!そんな気持ちであっと言う間に20キロのダートが終了いたしました。
あと、このXNC7ですが、ショックが付いているのを差し引いても、ダートの下りでとても安定感がありました。
やっぱり類は友を呼ぶ? 09.7.14
某年某月某日
ちょっと前のお話で恐縮なんですが、ある日板橋の某自転車屋さんより連絡がありました。ここの店主の方は毎年イタリアに行っては色んな物を仕入れたり、発注してこられるのですが、そのイタリアから帰国直後のことであります。
なんじゃらほいと、お話を聞いてみますと、先日彼がミラノへ行った際に、いつものようにピスタ・ヴィゴレッリにあるCicliを訪ねると、マエストロは粛々と1台のロードレーサーのレストアに励んでいたそうな。するとおもむろに「おい、これ買わないか?」と言われたもんで買ってしまったそうですな。
(・∀・)ウヒャヒャ
ALBERTO MASI
小生は「ほうほう、それはそれはよかったですね~、良いもの手に入れられましたね~。」と申しましたら、「ところでkimkazさん、これどう?要らない?」っと、きたもんであります!
う~っ、最後のマエストロ、1958年わずか16歳にしてジロ・デ・イタリアでプロチームのメカニックを努めたAlbertoMasi氏が自ら作り、そして自らの手でレストアしたGRAN CRITE..でありますよ~。今、日本に彼本人が組み付けたままの自転車なんて存在するのか~?いやいや、それ以上に完成車として日本に入ってきたのは何台有るんだ?
とくれば、「頂戴します!!」としか答えはないですよね。↑がそのレストアが完了したGran Crite.とAlberto氏であります。しか~し、現物はまだ日本に無い。いつ届くかも分からない。値段も良く解からない。こんな状態でお話だけがまとまったのであります。
それから
長い日数を経て、ようやく手元に紺メタのGranCrite.が届きました。(それから、さらに長い日数を経てようやくHPにアップできるようになりました。)
いや、かなりかっちょいいです!しかも見所満載です!なるほど~、マエストロはこのように組み付けて細部を処理するのかと!いやこの自転車は勝手にいじる事はできませんね。とにかくお手本にしていきたいと思っております。
類は友を呼ぶ
この言葉は本当に本当であります。特に自転車はね。勝手に生えてくるし、雌雄一台以上あれば勝手に増えてくるし、人間以上に人間みたいですな。
(・∀・)アヒャ!!ウヒャヒャ
暫らくはこのコラムでこの自転車の詳細をお伝えしたいと思います。
(類友はまだまだ続く・・・)
TOJ観戦記 09.5.24
TOJ東京ステージ
を観戦してきました。5月17日から24日まで行われた、UCI2クラスのステージレースの最終日です。シクロパビリオンのこ~ぢ館長引率のもと、エキップアサダの応援に行ってきました。当日は生憎の雨でしたが大勢の熱心なファンの方々が沢山観戦に来てましたね。
これはスタート前の日比谷公園のチームブース前での記念撮影です。自転車競技は日本ではまだまだマイナーなんでしょうか、他のスポーツと比べ観客が少なめです。その為、選手と観客の距離がとても近く、見るほうにすればとても楽しいですね。ここにはおなじみのナガサワさんのトラック工房も来ていました。
レースの結果は皆さん御存知の通り日本人選手にとっては少し残念なものでありましたが、要所要所ではそれなりに見せ場を作ってくれました。しかしレースは終始オーストラリアのAISにコントロールされっぱなしの印象でした。
最終の東京ステージは坂道が一切無い完全な平坦路ですので、今日は殆ど差がつく事もなく総合優勝は前日まででほぼ決まっていたのですが、何とか日本勢が最後のステージ表彰台に上げって欲しいとの期待も虚しく終わってしまいました。
日本のレースはステージレースと言っても周回コースが殆どなので同じ場所で何度も集団を見る事ができます。今度はベンチを置いて美味しいものを食べ一杯飲みながら観戦したいものであります!
エキップ・アサダ後援会
主催のアフターパーティに参加してきました。レース後に日比谷のHUBで開かれたのですが面白かったですね~♪選手やスタッフの皆さんがあんなに気さくな方々だとは思いませんでした。
体脂肪率ゼロ
いやはや、選手の皆さんは見るからに体脂肪率0の顔つき体つきでありました。でも結構食べるんですよね。それだけ練習やレースが過酷なんであろうと思います。
時は容赦無く
人を変えますね。今回本当に久し振りにその姿を見てびっくり致しました。アメリカが生んだ自転車界の貴公子Mr.Greg Lemondがゲストで来日していました。25年の年月は容赦無く過ぎていった訳であります・・・!
・最初と最後の写真はCYCLINGTIME.comから拝借いたしました。
・永らくHPを更新していなかったので、「生きているのか?」とのお問い合わせを沢山頂戴いたしました。御心配有り難うございます。kimkazもkimkaz商店も今のところはまだ生息しておりますw。
苺狩りサイクリング 09.4.13
春の味覚と言えば
やっぱり苺でしょ!というわけで、先日シクロ・パビリオンさんに「苺狩りサイクリング」へ連れて行ってもらいました。絶好のサイクリング日和。比企の里山のマッタリとした田舎道を娘と一緒にサイクリングです。しかも、引率者はあの浅田監督という贅沢なサイクリング!と言っても、皆ツアーそのものを知らないのか、それとも引率者の名前を見て引いてしまっているのか(w)ツアーは貸切状態であります。
↑は、監督に引いて貰っている娘の図でありますが、なんとまぁ贅沢なもんですね。途中に何度もサイクリストとすれ違ったり、追い抜かれたりしましたが、誰も監督に気が付きませんw。のんびりとしたもんであります。
着いたところは、比企郡滑川町にある「谷津の里いちご農園」です。ここは高設栽培が特徴で、ちょうど子どもの目の高さのところに、真っ赤な苺がたわわになっています。もうハウスの中は苺のあま~い香りで一杯です!
甘くて大きい!
苺でした。もういくらでもお腹に入っちゃいます。
うちの娘なんか「もう苺はいらないよ~!ショートケーキの苺も全部お父さんにあげる。」と言うまで食べたのですが、嘘つきでしたね。その後も絶対くれません。ところで、この高設栽培ですが、苺の実が地面についていないので痛みが無いのです。全ての苺がとても綺麗で、美味しく頂く事ができました!30分食べ放題なんですが、小生が幾つ食べたかは秘密ですw。
クラシック・ロードの集い(春の巻) 09.3.22
お題は「フレンチ・ティスト」
3月22日(日)SLTM(埼玉ランチタイムミーティング)特別編と致しまして、「クラシック・ロードの集い(春の巻)」が開かれました。レギュレーションはいつもと同じ、①ブレーキアウターつき、②エルゴ&STI不可、③ビンディングペダル不可、④7段変速まで、であります。今回は春と言うことで、スペシャル・レギュレーションとして、「フレンチ・ティスト加味の事」と致しました。フランス車であれが言うこと無しですが、特にフランス車でなくとも一点でも、一品でも「ティスト」さえあればOKであります。
参加者は16人+お見送り1人。コースは前回と同じで、高坂-小川町-寄居町(鉢形城址)往復であります。当日の朝は、かなり微妙な天候だったのですが何とか雨にも風にもたたられる事なく完走することができました。↑の画像はいつもの鉢形城址公園です。
今回はフレンチ・ティストと言う事で、参加車にはMAFACのブレーキがたくさん付いていました。そうなりますと、下り坂ではそこらじゅうで「キー、キッキキー」とMAFACシンフォニーが鳴り響いておりましたw。いやはやこれだけいっぺんい鳴り出しますと、もう楽しくなってきましたね♪ もうベルなんか要りません。
幻のSIMPLEX
FDです!小生は始めて見ました。あの型番の無い、ほんの1年弱だけ作られた幻のサンプレFDであります!しかもこれが三点セットで付いているのですよ。どうしてこんな自転車が埼玉に現存しているのでしょうね。ディープですねぇ~、埼玉自転車人。まぁ、この車のオーナーは知る人ぞ知る「玉G」さんですので、当たり前と言えば当たり前ですね。
この他にもわくわくする自転車がいっぱい集まってきました。そしてその楽しげな自転車でプチ・アターコをするわけですから、さらに楽しいのであります!
究極の「フレンチ・ティスト」
がこれ↓であります。わかりますか?左から99D、ルネパターン、49Dの手作りクッキーでありますよ~!
今回初参加のマキネエさんが作って持って来てくれた、素晴らしい「フレンチ・ティスト」です。もう、ユーレーもサンプレもプジョーもビチューも、このクッキーにはかないませんね。最高の演出でした。マキネエさん有り難う。とっても美味しかったです!
OYADIバトル
これが面白いんです。年甲斐も無くOYADIどもが仕掛けるわけであります。これがロード・バイクの楽しみの一つなんですが、今回の参加車はフレンチ・クルス・ルートがメインなんですね。強く踏めば歯が飛ぶかもしれないし、ディレイラーが壊れるかもしれないし、ましてや接着剤で止めたフレームなんてバラバラになるかもしれません。だからこそ、とても楽しかったであります! ウヒャヒャ(・∀・)イイネ!!
不覚にも、今回小生はカメラを持ってくるのを失念してしまいました。画像がないとWEBをアップできませぬ。画像をお持ちの皆様、どうぞkimkaz(tora de campa)宛にお送りくださいませ。お願い致します。
ヨロシクm( __ __ )mオネガイシマス
CYCLO PAVILION 09.3.18
なんと、あのエキップ・アサダが
埼玉は東松山・比企の里に総合サイクリングステーション「CYCLO PAVILION」がオープンしました。日本で唯一、ツールを目指すプロ・ロードレースチームEQA-梅丹-GDRを擁するエキップ・アサダですが、この3月より彼らはサイクリング・ソフトを提供すべく新しい試みを始めたのです。
なんと福島康司(こ~ぢ)さん
が館長&インストラクターを務めます。昨シーズンまでフランス、アジア各地のレースで優勝、大活躍された「こ~ぢ」さんから、直接指導・レクチャーが受けれるわけであります!
【こ~ぢ気ままdeサイクリング】Vol.1
に参加してきました。平日とあって参加者は二人、なんとも贅沢なサイクリングです。これはサラリーマン卒業生の特権ですな。小生には慣れ親しんだ比企丘陵の道を、こ~ぢさんやスタッフの方々一緒に50kmほど走って、色々教えて頂きました。今回小生が知りたかった事は二点、「骨盤を立てる」ってどういう事?&登りの楽ちんな走り方、です。
当日は参加人数が少なかった事も幸い致しまして、こ~ぢさんに私の横を併走して頂き、背中や腰を直接手で押さえて御指導いただきました。感動しましたね!つい昨日までヨーロッパを転戦されていたプロの方に、教えて頂けるなんて。また、それが的を得ているんです。やっぱり我流は限界があるなと痛感いたしました。雑誌やDVDでプロの写真を見ても、それを正しく真似出来ているかは自分ではなかなか分からない訳で、さらにもっと大切なのは、プロの真似では無く自分のレベル(体力)にあった乗車姿勢が出来ているか否かなんですね。
すべてのODISAN・サイクリスト諸君!
今すぐ1,000円札を三枚もってCYCLO PAVILIONに行きましょう!そして、こ~ぢ氏と一緒に走って、三時間のレクチャーを受けましょう。きっと今の貴方にあったアドバイスを受ける事が出来ると思います。もちろん皆さんが行きつけのサイクル・ショップの方々のアドバイスも優れたものがあると思いますが、トップアスリートから見た違う角度でのアドバイスを貰えると思います。あと、こ~ぢ氏はとても素敵な方です。彼の非常に真摯な姿勢には熱いものを感じますね!(今ならすいてますよ!)
なんか、新しいものから伝統的なものまで、埼玉が日本の自転車文化発信の中心地なっていく予感がします~!
ウヒャヒャ(*´∀`)アハハン♪
←左の画像
サコッシュにサインをしてくれている「こ~ぢ」さん。すっごい眼力のある方です。実はいっしょに走行中に危険な幅寄せをしてきたマイクロバスがあったのですが、強烈且つ冷静に抗議されてましたね。小生ならきっと罵声を浴びせるだけだったでしょうw。
↑左上の画像
CYCLO PAVILION前でのツーショット。カメラのシャッターを押してくれたのは、なんと浅田監督でした。
自転車はどこから生えてくるのか?③ 09.3.16
VITUS 979 Duralinox
これは'80年代の初め、アルミ接着フレーム(いわゆる新素材)メーカーとして一世を風靡したフランスはVUTUSの最新兵器でありました。現在のアルミフレームとは全くの別物です。現在のアルミフレームはパイプの肉厚を薄く、径を大きくし、素材を焼入れしてパリンパリンの硬質軽量に仕上げTig溶接でフレームを作ります。しかしこの当時は、アルミ(デュラルミン)パイプの外径はスチールパイプと同じな為、肉厚を厚くして強度を保ち、溶接ではなく接着剤でラグと組み合わせていました。
当時の自転車軽量化に対するあくなき要求が、このフレームを生んだのです。
VITUS+全仏自転車部品メーカー連合とくれば、これはもうPEUGETですよね。PEUGEOTチームは'81年からVITUSフレームで参戦し、この軽量フレームで'81年には(最後の)チーム優勝を果たしました。そして、翌'82年にはマスプロメーカーとして初めてアルミフレームの市販化となったのです。日本では'82年3月にホンダからスーパーロードレーサーPX10Du.J(Japan仕様)として発売されました。
PEUGEOT PX10DU
伝統のマイヨー・ダミエを着たPEUGEOTのエース、Phil Andersonであります。彼はこのPX10DUで'81・'82のツールでは大活躍をしました。ちなみに上の画像のマイヨーは'82-'86まで続いたPEUGEOT-SHELL-MICHELINのもので、最も馴染み深くそして最後のマイヨー・ダミエです。しかし、この頃から既にPEUGEOTの仏国粋主義も揺らぎ始め既にツール投入のマシンのハンドル&ステムはチネリ、サドルもサンマルコとなっておりました。市販モデルについては、ハンドル&ステムはまだアタックス・フィリップを使っていましたが、サドルはサンマルコ、ブレーキはワイマンとなっていました。生憎画像をもっていませんので、詳しくはGAMIさんの「追憶のカタログ展Part42」をご参照下さい。
ずいぶんと話がそれてしまいましたが、ようするに小生はどうしてもMAFACのブレーキレバーから自転車を生やしたかったわけでありまして、またそれにお似合いの仲間達はSPIDELなわけでありますから、このPX10DUJを母体として最後のトリコロール連合クルス・ルートを組み上げたかったわけであります。もしもPEUGEOTが仏国粋主義を貫いたクルス・ルートを作ったとしたら、こんな感じかなっと。
PEUGEOT PX10DUJ(改)
というわけで、'82年産PX10DUJのパーツを可能な限りSPIDELとし、オール仏部品で組み立てたのが↓これであります。シルエット的にはサドルとボトルが変わっただけですが、それだけでオリジナルに比べ、とても優しい自転車になりました。またRDはSPIDELといってもサンプレSLJ5500です。そのヌルッとしたような変速の感じはなんともいえませんね。大好きです!また、この当時のアルミフレームはとてもマイルドです。同時代のDE ROSAやMASI、現在のアルミフレームとは大違い。本当にこれでツールの選手達のパワーをこなしきれたのか極めて疑問ですね。しかし、後期中年・焼玉エンジン搭載の小生にとっては、極めて「いい感じ」でありますよ♪
ところで、何故HONDAなの?
話が戻りますが、昔はPEUGEOTの自転車って日本での販社が当初はヤマハ、そして'82年からはホンダでした。当時小生は、どうして自転車なのにモーターサイクルメーカで扱っていたのかとても不思議でした。でもそれは、そのころ台頭していた日欧自動車貿易摩擦の多少の捌け口だったのですね。またヤマハからホンダに替わったのは、これぞ当時オートバイ市場で激しくしのぎを削っていた両者のいわゆるHY戦争の結果であったわけです。
というわけで、無事MAFACのブレーキ・レバーから自転車は生えてきました。My Dear BicyclesにPeugeot PX10Du.J でアップしましたので宜しければご覧下さい。
自転車はどこから生えてくるのか?② 09.2.25
Selection Tricolore Course
セレクシィオーン・トリコロォール・クゥールス(選び抜かれたフランス製競技用自転車部品)。ん~~、かっちょいい響きですね!これ、今となっては、ほとんど資料らしい資料が無いのですが、このトリコロール三重丸のシールを覚えている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
これです↓ 下のサンプレのシートピラーに貼られている紙のシールです。
これは、1970年代フランス自転車業界が最も光り輝いていた頃、「コンポーネント」と言う概念と、最高級の品質で世界を席捲しようとしていたカンパに対抗する為、フランス自転車部品業界が編み出した統一規格(品質保証マーク)であります。いわばフランス自転車版JISマークでしょうか。
それは'70年代後期までは、なんとかカンパに対抗できました。しかしその後、シマノやサンツアーといった日本勢が追い上げてくると、どうも単一部品メーカーの寄り合い所帯では、彼らに対抗していくことが難しくなってきました。
SPIDEL
'80年代に入りますと、STCに参画していた部品メーカーの中にも経営が厳しくなり脱落して行くメーカーが現れ始めました。そこで、新たに考え出されたのがフランス部品メーカ大同団結による統一ブランドの誕生であります。
すなわち、それこそがカンパやシマノなどの「コンポーネント」に対抗するSPIDELと呼ばれるフランス合同ブランドでありました。
ところが、このSPIDELと呼ばれるブランドは、STCよりもさらに資料らしい資料がありません。小生の確認できた限りでは、参加企業は「サンプレ」「ストロングライト」「マイヤール」「マファック」ぐらいです。
しかし、このSPIDELは特に日本では不人気でしたw。実用上の性能はフランス製部品では最高だと思うのですが、この頃既に日本では「フランス製部品=美術品の一種≠競技用部品」という観念で固まって出来上がっていたのでしょうね。
しかし、小生にとってはこれがとても魅力的な部品群な訳であります!特に例の「マファック・プロ」ブレーキレバーのアール・ヌーボ的曲線美に合うのはSPIDEL以外無いと思うのです!
余談ではありますが、
このように見て参りますと、「カンパ≒シマノ」「SPIDEL仏自転車部品メーカ連合)=SUNTOUR/SUPERBE(日本自転車部品メーカ連合)」と言う式が成り立つと思いませんか? そして、年代は少しずれますが、悲しいかな結末も同じでした。やはり「寄り合い所帯」というのは時代や洋の東西を問わず脆弱なものなんでしょうね。
SPIDELに合うフレーム
と言えば、↑これしかないと思います!VITUE 979。VITUE979自身が色々なフランス企業の合作らしいです。パイプはVITUE、ラグはCLB、フレームジオメトリーはロジェーロッシュ、ヘッドやBBはBADORと言うそれらの合併企業製とか(RH氏談)。これぞまさしく、この時代のフランス製部品にふさわしいフレームであります!
(続く)
Selection Tricolore Courseに興味のある方はぜひとも、こちら⇒ZENプジョーをご覧下さい。ZEN氏は知る人ぞ知る有名な自転車人のお一人であります。昔、小生は彼に憧れておりました。
自転車はどこから生えてくるのか? 09.2.23
自転車は生きています!
そうです。自転車と自転車部品は生きているのです。ですから、たとえば部品をほっとくと芽が出てきます。いつの間にか、芽が出て、花が咲いて、実がなって、あらあら不思議、完成車になるのです。本当ですよ!
↑が生きていた種部品です。
これ、MAFAC LSX Proです。1985年頃の製品ですが、私の記憶している限りではMAFACの最後の新製品だったと思います。
これは、それ以前のMAFACのレバーに比べやや小ぶりに作られており、しかも、その曲線のセクシーなことといったらありません。これぞフランスのエスプリでしょう!しかも裏側は丁寧に閉じられていてレバー自身は中空になっています。またアルマイト処理もとても丁寧に出来ています。しかし、極めて短い期間しか存在しませんでした。いったいこのパーツに合うほかの部品やフレームはなんでしょうか?と問い続けて25年以上が経ってしまいました。
皆様御存知の通り、この時代、世界の自転車業界は非常に微妙な時期でありました。'80年代前半のサンツアーやシマノなどの日本メーカーによる追い上げ、圧倒的なカンパの力、そして'85年のプラザ合意以降の為替の激変と。その中でも特に近代化が遅れていたフランス自転車業界にも大嵐が吹き荒れたのでありました。
滅び行く仏蘭西製自転車部品
1970年代の前半まで隆盛を誇った仏蘭西製自転車部品群でしたが、その後の技術発展の停滞によりカンパには圧倒的な差をつけられ始め、日本製品からは強烈な追い上げにあったわけであります。その中で起死回生とすべき自転車や部品達を出してきたのが'80年代の前半でありました。ただし、これらの部品たちは何故か日本では不人気でした。
その不人気部品の一つが、画像にあるMAFAC LSX Proであります。しかし、小生はこのブレーキレバーが好きで好きでたまらんのです。しかし、なかなかそこから自転車が生えてきませんでした。
(続く)
激動の'80年代自転車業界
小生の知っている限りでは、
1987年 プジョー自転車部門を売却
1985サンプレ倒産
1987年マファック倒産
1988年ユーレー消滅
非常にあやふやな記述です。'80年代の後半には多くの老舗自転車部品メーカが消滅した事は事実ですが、その正確な日付についてはあまり良くわかりません。御存知の方がおいででしたら、訂正指摘して頂けましたら幸いです。
類は友を呼ぶ 09.1.26
人間と言うものは
元来寂しがりやなんでしょうね。それ故、似通ったもの同士は自然に集まってくるのです。古来より「類は朋を呼ぶ」「類をもって集まる」というのも道理と言うわけであります。
実は自転車も同じであります。一台、家の中に入れたとたん、いつの間にかもう一台増えています。「眺めるだけさ」なんて部品を一つ二つ買ったものなら、いつの間にかそこから自転車が生えてきます。宇宙に太陽や月があるように、これは万物の道理であり、いかんともしがたいものであります。そこの貴方、こんな経験の一つや二つあるでしょ。
小生の家にはMASIとDE ROSA、イタリアン・ロード車があります。でもルネとかサンジェといったフランス車やTOEIもありません。ですから、類友といえばどうしても伊太車になるのですね。仏蘭西車とは全くご縁がありません。
という訳で、昨年の春頃の話になるのですが、とある上野の自転車屋さんから「良い中古車が入ったんでレストアするけど、どうですか?」なんてお声を掛けて頂きました。
↑とある自転車屋さん。
はーと!
マークじゃないですか!しかもモルテニオレンジ!しかもしかもサイズは545㎜と小生にぴったんこ!
この手の完成車ってめったに出ないよ!
「横尾さん、これ大丈夫?フレームいがんでない?これ本物?」
「大丈夫大丈夫。由緒正しい'70年代のDE ROSAですよ。ただし、リペイント。あとBBとペダルはチタンではないからSTRADA RECORDだね」
う~、小生の脳みそに刷り込まれている、あこがれのイタリアンロードそのものでないの!
「う~~~、横尾さん、私に下さい!」
という訳で、オレンジDE ROSAちゃんが新しく我が家の家族とあいなりました。「そうだ!こいつは僕の50歳の誕生祝と言うことで、自分にプレゼントしちゃおう!」と勝手な言い訳をいたしまして、購入する事になったのですが諸般の事情により我が家にお輿入れになるのは随分と後になるのでありました・・・。
まぁ、いろいろの苦難と交渉を乗り越えまして、無事に我が家に運び込める事となったわけでありますが、受け取りは上野から埼玉まで荒川CRを自走で帰ってまいりました。
その乗り心地は
と言いますと、ずばり「まっすぐ走ります!」 もちろんカーボン車に比べると重いですよ。でもね、カン!と踏んだら踏んだ分だけカンカーン!と前に進むんですよ。もちろんWレバーで変速はめんどいし、後は6段しか有りません。でも平地を30キロぐらいの巡航速度で走るのなら、とても具合が良いと思いますよ~!
それよりも何よりも、この車に乗っていると言うだけで、気分爽快この上なしでありますw。
という訳で、My Dear BicyclesにDE ROSA Strada Recordをアップいたしました。宜しければご覧下さい。
しかし、連日HPをアップするなんて品の無い事をして良いのでしょうか・・・
それから、「kimkaz50歳自分で誕生祝!」と言う口実は既に使っていたことが後日判明致しました・・・。その件につきましては別の機会に、お話したいと思います。
[類は友を呼ぶ]
似た者同士は自然と寄り集まる。(広辞苑)
[類を以て集まる]
(易経)善悪にかかわらず、似かよったもの同士が自然に集まること。(広辞苑)
Anchor XNC7 09.1.25
新しい年にむけ新しい
自転車を買っちゃいました。16年乗っていたATBのフレームに亀裂が入り、とうとう御役御免とあいなりましたので、新しくMTBを購入いたしました。マスプロメーカーの雄BS製のMTBで、なーんとフロントにはショックも付いています(当たり前か、でも前だけw)。しかもクロモリフレームですよ。
これこれ↓ ブリヂストン・Anchor XNC7 Eliteであります。
カーボンフレームと言う選択もあったのですが、山の中でこけてフレームが割れたら困るので、鉄フレームに致しました。昨年暮れに購入して、とりあえず700㌔走ったのでその感想を書いてみます。
フレームはBS社が唯一上尾工場でパイプから一貫生産しているクロモリNeo-Cotであります。こいつはパイプの端を膨らましてラッパの先みたいにしてラグの代わりとしているちょっと変わったパイプを使っています。部品構成は全てシマノXT。ホイールもXTの完組みでチューブレス仕様です。タイヤはIRC Mibro Marathon、ハンドル・シートピラー・ステムがBSオリジナルで台湾メーカーのOEMかもしれません。
正直、パーツ構成は全く交換の必要が無いと思います。私はサドルの交換をしましたがタイヤから前照灯(猫目ウノが付いてます)まで手を抜いてません。さすがですね。コストを稼いでいるとしたらオリジナルパーツでしょうか。
ショックにショック!
これにはROCKSHOX Recon Raceという前ショックが付いていますが、なんせショック付きの自転車に乗ったのが初めての小生にとりましては驚きでした。なんたる楽チン!ダートでライン取りを多少アバウトにやってもゴンゴン走っていけます。次にディスク・ブレーキ。とにかく止まる、ビシッと止まる。そしてチューブレスホイール。チューブが無いので空気圧を2気圧ぐらいまで落としてもリム打ちパンクが無いのですね。圧をおとすとダートではかなり有利に走れます。どうして小生はこんな便利な部品たちを使ってこなかったんでしょうねw。山の中のシングルトラックやダートの道を走るのなら圧倒的に便利であります。年年型番が古くなっていくエンジンを補ってくれるのは道具に頼るしかありませんから。(と言うことは、次はフルサスMTBか!)
肝心の「走り」なんですが、これがすこぶる乗りやすい。まっすぐ走るのですね。ようは直進安定性に優れているわけです。またシングルトラックの急な登りでも体重移動がしやすく木の根っこや岩などの障害物も越えるのが楽です。くねくね曲がった下りでもデスクブレーキの性能と相まって(テクニックが乏しい私でも)かなり乗って行けます。
あと、長く走っても疲れが少ないですね。これはフレームのジオメトリーの成果だけでなくタイヤ(orホイール)の性能も大きいと思うのですが、ダートはもちろん舗装路を長く走っても快適です。
コストパフォーマンスは
どうでしょう?完成車の定価は30万円です。またフロントサス抜きのフレーム単体で10万円の定価です。フレームカラーもかなりの種類から選べますし、部品構成と走行性能だけを考えれば、定価30万円は充分に納得が出来ます。ただし、問題はフレームの仕上げです。これは不満。BB部やシートステイのところがTig溶接しているのですが、正直かなり雑です。私のが「はずれ」だったのかもしれませんが、この仕上げをして、しかもシートステイブリッジには不要の泥除け止めの穴まで開いている。これで定価10万円は無いだろうという感じです。もちろん精度は出ていますよ。芯はばっちり出ています。
きっと、フレーム単体の定価がおかしい、ということなんでしょうね。このパーツ構成と走行性能を鑑みると定価30万円と言うのは充分に納得が出来るお値段だと思います。
しかし、改めてお山の中のシングルトラックを走る遊びの面白さを知りました。こいつは病みつきになりそうです!MTB(マウンテンバイク)とはまさしくその名の通りであります!
[ブリヂストンANCHOR]
今年で10周年となるブリヂストンのスポーツバイクシリーズです。「世界に挑む日本人ライダーのための自転車」をコンセプトとしています。
[クロモリNeo-Cot]
こんな変わったフレームチューブがあるなんて!必見ですよ。
自転車家族大躍進計画2 08.12.31
とうとう今年も
おしまいであります。本日は大晦日。新しい自転車仲間とも沢山知り合える事ができ、とても充実した自転車生活を送ることが出来ました。皆様に感謝であります。
で、小生の「自転車家族大躍進計画2008」でありますが、締めは12月14日昭和記念公園で開かれたFunRide誌主催の「東京エンデュロ'08」に参加して参りました。
きっかけは、よく遊んで頂いているアライサイクルの方に誘われたわけであります。しかしながら当日は生憎の天候で雨が降るは寒いはで出走しようかどうか躊躇しておりました。ところがなんと娘が「走ってみたい!」と言うではないですか!(TдT) アリガトウ
という訳で、師走の氷雨降る中を親子3人走り続けたわけであります!
しかし、小生にとってもこの手のイベントに参加するのは20数年ぶりとなります。しかもこの悪コンディションと言うことで、ちょっぴり緊張いたしました。しかしこの悪天候の為、参加者の数がかなり減っております。これなら初出場の我が家の娘にも走れるだろうと逆に一安心!
ついに出走!
と相成りました。4時間男女混合エンデューロにエントリーをしたのですが最初の3時間は雨がひどく降っていたので、ひたすらオヤジとオカンの我慢大会です。特に'58年式焼玉エンジンは中々温まらないので、インナーでひたすら回しておりました。オカンも同じであります。とにかく「無事是名馬」の実践ですなw。
しかし、人の後ろに付くと顔は泥だらけ、口の中もじゃりじゃりです。でも前を引くと、すぐにへばります。困ったモンですなw。あとやっぱりこれだけの雨の中ではカーボンリム用のブレーキシューは効きが悪かったですね。コーナーへつっこむのは少し怖かったです。
1時近くになってようやく雨も上がってきました。いよいよ娘の出走であります。この時間になると2時間エンデュロのほうは終了しており、走っている人の数も一層少なくなっております。「とにかく、左端を走る続けなさい!」これだけが、娘へのアドバイス。
で、何とか無事に2週を走る終える事ができました。
オヤジとオカンも事故もなく走り終えました。ただ、ちょっと可哀相だったのは泥だらけになったDE ROSA2台であります。
イベント参加は
久し振りでした。しかも子どもと一緒なんていうのは始めてかな。まぁ、天候は最悪だったのですが、非日常というのは大人も子どもも気持ちが高ぶるようでありまして、結構おもしろかったであります。(天候が悪く参加者が少なかった事が逆に走りやすかったのかもしれません。)
というわけで、何とか「自転車家族大躍進計画2」は無事終了であります。娘も走っているあいだに受けた応援や、走った後に主催者の方からインタビューを受けたりお菓子をもらったりして、結構喜んでいたようです。
果たして、2009年も娘はオヤジに付き合ってくれるのでしょうか?!(つきあってほしいなぁ・・・)
[Funride]
どちらかというと、ロード系で走行指導みたいな方面に強い自転車雑誌でしょうか。けっこう前からある雑誌のようですが、サイスポと故ニューサイしか知らないkimkazは買った事がありませんw。でも今度買って見ます。funrideさん楽しいイベント有り難う御座いました。
[画像のこと]
左:kimkaz親子(オガさんからの頂きもの)
中:むしゅめ
右:少し、顔が引きつっているkimkaz
フレーム勤続疲労 08.12.22
あっと言う間に、
今年もクリスマスですよ。あ~、情けないったらありゃしない。「自転車びたし」の生活を送ろうと決意したのは良いけれど、やっぱり生来の「ぐーたら」が前面に出て、HPの更新もままなりませんでした・・・
ところで、ATBのフレームが
異常をきたしてきました。シートチューブの上部に皺がいっていたのですが、そいつがだんだん伸びてきたのです。
たぶん、金属疲労で塗装の下に亀裂が拡がって来たのでしょう。このATBのフレームチューブはタンゲ・プレステージです。走行距離は1万キロちょいだと思いますが、16年にわたり、転倒・落下などを含む酷使に耐えてくれました。オール・リジッドのATB黎明期のモデルでありました。↑の画像は最後のお勤めとなった「林道大名栗線を有馬峠に向かう」の図であります。
しかし、困ったことにATBが無いと自転車ライフは楽しめません!そこで、奥さんに相談したところ、「フレームに亀裂の入った自転車に乗るのは危険だから、台数を増やさないなら新しくMTBを買っても良いよ!」との誠に有り難い御託宣を頂戴いたしました!
ヽ(´ー`)ノバンザーイ
という訳で、新しいMTB選びです!
ただでさえMTB部品には疎い小生なのですが、ましてや最近の状況なんぞ分かるわけがありません。とりあえずショップに聞いてみると、MTBにはダウンヒルとクロスカントリーの区別があるらしい。小生が遊びたいのはパスハン=クロカンタイプであるらしい。.
フレームの素材としては、現状ではやはりカーボンが一押しなんでしょうが、カーボンは山の中でコケたらフレームが割れる可能性がある、アルミも同じく割れる可能性がある。とすれば、やはり鉄フレームしかないのである! 本来ならば鉄フレームはオーダしたいところではありますが、手元不如意&MTB無知であるが故に、今回はメーカー車で行きたいと思うのであります!
マスプロ・スポーツ車
実は小生、マスプロ・スポーツ車は小学生の時に買ってもらった光自転車のセミドロップ車以外経験が無いのです。初めてのドロップ自転車も某サイクルショップのオリジナルモデルでした。ブリヂストンも丸石もお買い物自転車(フラツカーズ)しか知りません。今回はようやくマスプロ・スポーツ車を買おうと決心をした次第であります!(これで、某自転車メーカーにお勤めの輪友達にも胸を張れますw)
自転車家族大躍進計画08.10.23
今度こそ!
自転車家族大躍進計画を成功させたいのであります!
と、大げさな事を言っておりますが、要は「家族そろってサイクリング(ちょっとハード目)」を実践したいだけなんですね。
私には3人の子どもがおります。上の二人は男の子で既に大学・高校生です。小学校時代はオヤジと一緒によくサイクリングにも行きまして、地元では東秩父、定峰、白石峠なんぞに度々行っていたのですが、中学校に上がりますと、それぞれ部活に熱中しw/オヤジのサイクリングには付き合ってくれる時間が無くなってしまったのですね。
これについては文部科学省に一言申し上げたい、いや小一時間申し上げたい!
どーして、日本の義務教育期間の部活動に「自転車部」が無いのかと!
自転車=競輪とでも考えているのかと!彼の米国ではお金の掛からないスポーツと言うことでMTBが小学校から部活動に取り入れられているんですよ!
ゴルァ━━━━━━(゚Д゚)━━━━━━ !!!!!
ロードBIKEビギナー&Kids
という、美味しそうな定期イベントを開催してくれているショップが埼玉は上福岡あります。何とかして3番目の子ども、小学3年生の娘をサイクリング好きにしたいオヤジにとっては願ったり叶ったりのイベントでありまして、さっそく参加させて頂きました。
明覚-松郷峠-小川町(のこのこ)-明覚というコースだったのですが、果たして6段変速のATBもどきに乗っている娘に松郷峠が登れるのか?! と、心配したのですが、そのショップの店長曰く「大丈夫、大丈夫、子どもは体重軽いからねw」と頼もしい御返答を頂きまして参加させて頂いたわけであります。
どうでしょう、明覚から西平そして松郷峠へと、するすると登っていくではありませんか。驚きましたね、やっぱり坂道を登るにあたって重量が軽いというのは、とても大事な事だと思い知りました。いやいや、実はそのショップ・チームの方に献身的なサポートを頂いたから上れたんですね。何人もの大人から励まされて引っ張って頂いて、最後はベソかきながらも頂上まで上っていきました
あの自転車で、自力で登りきった事には親の私もちょっと驚きました。
キタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
やっぱり、
一生懸命走った後は、美味しいものを食べなくっちゃね。という訳でお昼は小川町の「のこのこ」さんでピザを頂きました。おもしろいもので、一度きつい坂道を登ってしまうと、あと多少の登りなんぞは平気になるものですね。本当に子どもは面白いです。
というわけで、何とか娘には今から10年間ぐらいオヤジと一緒にサイクリングに付き合ってくれないか、という壮大な「第三次自転車家族大躍進計画」を練っているわけであります!
果たして、kimkazの10年計画は成功するのでしょうか!?
[CycleFactory ARAI]
埼玉県は上福岡にある自転車プロショップ。実走派のお店でレーシングチームも強いのですが、サイクリング派にも、いろんなイベントを企画してくれています。店長自ら激走派であり、おかーちゃんも含めて家族皆が自転車乗り。自転車で走る事なら何でも相談に乗ってくれます。特に店長のホイール組みはお見事!
[画像のこと]
左:娘とその母
中:松郷峠
右:「のこのこ」にて
クラシックロードの集い08.10.19
SLTM
って、御存知ですか? Saitama Lunch Time Meeting.と申しまして、埼玉に住む自転車好きのオジ様が作った一種の親睦団体であります。早い話が月に一度、大宮競輪場の側のパンやさんに集まって、田圃を散歩した後、ランチをとりながら熱く濃ゆい自転車話に熱中する、と言うわけです。
しかし、「たまにはちょっと走ろうよ」問い言う事で、「クラシックロードで秋の比企路を走ろう!」と言うことになりました。「クラシックロード」の集いは、実は今回で3回目なんですが、特に定期的に開催していたわけでもなく、なんとなく気分で集まっていたんですね。それを何とかSLTMと絡めて定期開催できたら良いなと思っています。
今回は出走車は12台。外車ではMASI 2台、CINELLI 2台、DE ROSA 、COLNAGO、LEGNANO、ROSSIN、国産車ではスペシャルTOEI、BSユーラシア、マッキンレー、そして3連勝とかなり見ごたえのある豪華な顔ぶれでした。
走るのなんのって
ここにある自転車は、みんな30~40年以上前に新品だった自転車や部品を使っています。もちろん当時の一級品ばかりなのですが、不思議な事に自転車と言うのは乗り続けていれば良い状態を保てるのですが、乗らずにほっとくと駄目になってしまうんですね。ですから動態保存する事は、実は難しいようで簡単なんですが、やっぱり難しいんですね(なんのこっちゃw)。
とにかく秘訣は走る事にあるのですが、本日あつまったオヤジ連中の走る事、走る事。本日のコースは路面状態も良く、車も少なく、自転車で走る為にあるような道なんですが、ちょっと見通しが良いところにでると、直にアタックが掛かります!まったく大人気ないと言うかナントも困ったものでありますねw。
ヽ(´ー`)ノ
で、休憩すると今度は動かなくなるんですね。足が止まると、こんどは自転車品評会が始まり、舌が回りだして止らなくなるのです。
(うひゃひゃひゃ楽しぃですねぇ!)
(´(・)`)クマッタ・・モンダ
それにしても、まっこと
自転車で走るのは気持ちが良いものであります!おかげ様で、のんびりとした田舎道も最近はどこもここも綺麗に舗装されていまして、それがロードーレーサーにとっては最高の道となっているのです。
幼少の頃に憧れであった自転車や、ちょっと古めの懐かしの自転車に乗って、気の合う仲間達と走るのは、それはそれは愉快なものであります! 変速やブレーキなどの走行性能は今の自転車には、もちろん敵いませんが、そんな事を差し引いても懐かしのロード・レーサーで風を切って走ると言うのは、本当に何物にも換えがたい爽快感があるのです!
クラシック・ロードのレギュレーション 「いったい何がクラシック・ロード?」と言うことなんですが、私達の集まりはかなり制限が緩いものとなっています。別に本当に30年前に作られた自転車である必要はなく、30年前風に今組み立てた自転車でかまいません。基本的な条件は4つです。①ブレーキアウター付き(ブレーキレバーから上に出ている)②変速はエルゴ&STIは不可③ビンディング・ペダル不可(ロードなのでトゥクリップ&ストラップ装着推奨)④後ギアは7段変速まで 皆さん、こんな旧車が物置にねむっていませんか?
妄想の果てに08.10.15
H.P.のリニューアル作業
もほぼ終わりました。と言っても、基本コンテンツは以前のバージョンから移殖でして、レイアウトと書式を変更しただけなのですが、とりあえず引越し完了です。
同時に、リアル自宅の部屋の掃除も進めておりまして、わずか4畳の「書斎もどき部屋」の片づけにも着手しておりました。そこで、ヤフオクでベトナム製の安い整理ダンスを買い、ダンボール箱や缶カンに小生のお宝(家族に言わせれば唯の鉄屑・アルミ屑・ゴム屑・紙屑)を整理整頓したわけであります。
という訳で、せっせと画像や現物の整理をしていたのですが、なんか眺めているとムラムラと妄想が沸いて参りました。いやもちろん、いつでも妄想できるように撮り溜めた画像ですからムラムラして当たり前なのですが現物を見ると、もうこれは辛抱堪りませんなw。
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
イタリアン・ロード
とカンパばかり目が向いていて、乱暴に扱うとすぐに壊れる仏蘭西部品には、ここのところ全く興味がありませんでした。ところが、今回整理をしていると何かごちゃごちゃと出てくるではアーりませんか。
ありゃ、ジュビリーセットや!クリテリウムセットやん!といつ手に入れたかも忘れていたパーツ群と御対面です。(きっと間違いなくオークションで高値掴みした品々ですよ。あまりのばかばかしさに自分自身に呆れてほったらかしたんですなw)
しかし、改めて見直してみると素敵じゃありませんか! 嗚呼、惚れ直しそう、やけぼっくいに火がつきそうじゃアーりませんか。
あと、あれとこれを手に入れて、こんなフレームを作ったらすぐに艶っぽい自転車ができるやないの! と、いらぬ妄想が頭と心の中をぐるぐる回りだすのであります。
(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
恥ずかしながら
実は小生、昔の仏蘭西部品が大好きであります。それと同時に憎々しくも思っております。
なんで機能以上に美しさを出すんだ!と。
弱っちいから激しく使いたいけど使えないじゃないか!と。
ま、だからこそ世の中から消えていったわけですけどね。
とりあえず、なんとか妄想の世界だけにとどめておきたいな。と激しく思っています。
でも、でも、心で分かっていても、この身体が言う事を・・・・
失礼しました m( __ __ )m
[もう・そう妄想]
①(仏)[モウゾウとも]みだらな思い。正しくない想念。徒然草「所願皆-なり」
②(心)根拠の無い主観的な想像や信念。病的原因によって起こり、事実の経験や論理によっては容易に訂正される事がない。「誇大-」「被害-」「関係-」
出典:広辞苑
[画像のこと]
左:kimkazの宝箱
右:アルミの宝石ユーレー・ジュビリー
Tubular tyres08.10.09
私はチューブラータイヤが
大好きです。たしかにタイヤ交換はめんどくさいし、パンクしたらそれで終りだし、ちょっと扱いづらいタイヤなんですが、やっぱり好きなんですよ♪ もちろんクリンチャータイヤの性能は素晴らしく良くなっているし、なんといってもタイヤ交換の手軽さは長距離を走る時には大きな安心感となります。
しかしですね、チューブラーの、あの甘くてシルキーな走り心地は何物にも換えがたいのです。
という訳で、今回はタイヤのお話です。 ハイペロンにVIttoria Corsa EVO-CXをはいて3500km走りました。だいぶ表面が薄くなって来たところで、上手い具合に(?)パンクです。で、今度はVeloflex Carbonにしてみました。以前Veloflexのクリンチャーは使ったことがあるのですが、チューブラーは初めてです。約500km走ったのですが、柔らかい。しなやかです。これはサイドがスキンタイプでそれを黒く染めているのですね。Vittoriaはサイドもゴムです。この違いは如実に出ていますね。
チューブラーのしなやかさ
の秘訣はどこにあるのでしょうか?一つはサイドにあると思います。サイドが柔らかいほどコーナーでの復元力(サイドフォース)が強くなり、無理なくしなやかに車体が傾きます。また、走行時の振動減衰能力にも優れているため、スゥイートでシルキーな走り心地になるのだと思います。だから、昔は絹で作っていたんですね。
ハイペロンには車体の色の関係でスキンサイドのタイヤを使ったことがありません。ですから、全部のタイヤを同じ条件で使用したわけではないので、正確な印象ではないのですが、最近小生が乗ったタイヤで順番をつけるとしたら DedaTRE Olimpico≧ Veloflex Carbon > Vittoria Corsa EVO CX >>>Vittoria Rallyでしょうか。 ははは、なんだか全く価格差通りの使用感となりましたw。
ただ、こういったタイヤは一本1万数千円しますので、普段は舗装路しか走らないのですが、工事中とかでバラスの上を通過せねばならない時は、ちょっと泣けてきますね。
重いリムと軽いタイヤ
が手組みホイールの基本と言われています。これは重い=硬い、軽い=柔らかい、と置き換えることが出来るのだと思います。
私はMAVIC S.S.C.とDedaTREの組み合わせで使っているのですが、非常に安心感があり、なおかつシルキーな走りがなんともたまりません。MARTANOあたりのホイールだと、びくびくしながら走っていますw。
DedaTREからスキンサイドが黒く染められたモデルが出たそうですが、ぜひ使ってみたいものです。.同じスゥイート&シルキーでも黒砂糖っぽい味でもするのでしょうか♪
皆さんは、一日走り終わった後の細身のタイヤのケアはどうされていますか?私は基本家に入れるので、まず雑巾で拭くのですが、その後にはタイヤをチェックしてトレッドに付いている傷や小さな穴を見つけたら瞬間接着剤で埋めていきます。これって結構効果ありますよ。タイヤが長持ちします。(しかし、最近老眼で見えにくくなってきて困っています・・・(´(・)`)クマッタ・・).
PRIMAVERA(08.10.05)
とある夏の日・・・
我が家にでっかい荷物が届きました。
皆さんも、こんな経験あるでしょ?そこの貴方、間違いなくありますよね!しかし、小生暫らくの間この荷物が何か思いあたりませんでした。
約50秒後、あーそうだ。1年前に東欧の友人から譲ってもらった自転車だ!やっと思い出しました。
Hello.Legnano. well hello Legnano.
it's so nice to have you back.
Where you belong......
そうだ、あのやろ~!1年以上待たせやがって!すっかり代金を払った事も忘れていたじゃないか!! という訳で、はるか遠い連帯の国から、はるばるとこのPrimaveraは我が家にやってきたのでありました。
もともとの目的は
と申しますと、2年前小生は自治会の役員に選出されたのですね。その時近所の公民館に歩いていくのがめんどくさくて専用の自転車が欲しくなり探し当てたのがこのLegnanoだったのです。
それでは、さっそくグラス片手に組み立てる事に致しましょう。
でもね、とっくに自治会の役員は卒業して、特に御近所へ自転車で出かける用事も無いのですが・・・一応「未使用新品」らしいです。 詳しくはこちらをご覧下さいLEGNANO PRIMAVERA
LEGNANO
以下はClassic Rendesvous.comからの引用となります。 Classic Rendesvous
Started out as Vittorio Rossi in 1902 and began producing bikes in 1906, bought out after WWI by Emilio Bozzi who also owned the Frejus & Wolsit labels. In the mid 1970s, Mr. Bozzi was assassinated by the radical Italian Red Guard party and the Bozzi thereafter family withdrew from business altogether. Later, in the 1980s, Legnano brand was acquired by Bianchi and given brief production including sponsorship of Maurizio Fondriests team..
用は、20世紀初頭から続いていた伊太利の超名門自転車メーカーだったのですが、オーナーは過激派に殺されちゃうし、時代の波にも乗りおくれたので1980年代にビアンキに身売りしてしまったのですね。
HPリニューアル08.10.03
ホームページのこと。
半年ぶりにホープページを更新しました。そして3年ぶりの大工事もしました。去年の暮れから仕事が異常に忙しくなり、情けない事に自分のHPやBlogを管理するどころか、プライベートでPCを触る暇もなくなる有様だったのです。
「このままでは自転車遊びも出来なくなるかも・・」との焦りまで出てくる始末。そんなこんなで、この夏に、一旦自分の生活に区切りを付ける事にしました。
という訳で、時間も出来た事だし、再びHPの更新をしようと思い立ったわけであります。しかし、久しぶりに更新するなら以前よりもカッコいいものにしたいと思うのが人情です。そこで、今回はちょっと頑張ってみました。実はHPのアプリケーションソフトを変更するのはこれで3回目です。最初はIBMのホームページビルダー。これはあんまりカッコいいHPは造れませんでしたね。下町の雑貨屋さんみたいな雰囲気でしたw。その次が先月までのHPです。面白がってFLASHファイルを使いまくり、BGMをたっぷり詰め込んだのですが、やはり飽きがきますね。
ブログのこと。
で、今回はごくオーソドックスかつクールに造ってみたいなと思い、FLASH控えめテキスト多目レイアウト重視としたのですが、どうでしょう?少しは以前よりカッコよくなったでしょか?
ブログの復活については、今回は見送ります。私にとってはHP>Blogと言う位置づけなんですが、「期待されるブログの更新頻度」にはどうしても付いて行くことができません。ブログはHPの簡易版であり更新・返信頻度こそが命だと思うのですが、自分には出来ない事がよくわかりました。勝手なもので、他人様のHPやブログを覗きに言って、「なんだ、まだ更新してないの~」と思うことがあるのですが、やはりkimkazには無理なようですw。
HPやブログって、誰かと「感動」や「想い」を共有し、「喜び」を共有したいから造るのかな、と思います。私も自転車や自転車遊びの楽しさと感動を、(姿は見えないけれど)皆さんと共有したくて、このHPを立ち上げたのです。
大きな声じゃ言えないけれど。
実はこのHPを立ち上げた目的はもう一つありまして、それは「いちいち箱から出すのはめんどくさいので、いつでも愛しい自転車部品を見れるようにしよう!」と言うものであります。
という訳で、最初に構築したコーナーが「Parts Gallery」だったのですが、画像の点数が多すぎるのと、未撮影部品が多すぎて整理しきれない状況であります。よってまだまだ工事中状態が続く予定なのですが、どうぞ長い目でみてやってくださいませ。
あとBBSなんですが、どうしようか迷っています。デザインが優れていて、コストが掛からなくて、管理が楽なBBSって、どこかに無いでしょうかね? 御存知の方は教えて下さいな。個人的にはチャットには大変興味がありまして、とくに「漫画(アニメ)チャット」にはとても興味があります。どなたかお暇な方、ご一緒に如何ですかw?
[アニメ・チャット]
アニメ(漫画)世界の登場人物になって、漫画のコマの中で発言するチャット。漫画のように「吹き出し」がでてその中に自分の台詞が書かれます。登場人物の表情も変わるので、まさに漫画です。キャラクターによってその場の雰囲気が全く変わってしまうのも面白い。しかし、面白すぎて肝心の話はなかなか進みませんw。
最近開業したとこでは、ここでしょうか。
漫画チャット
[画像のこと]
左:'08.09.22河口湖
右:'08.09.16横川-碓氷峠の旧信越本線